日経平均は364円安、寄り後は下げ幅拡大
日経平均は364円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落し、また、海外市場で米長期金利が強含みの展開となったことが東京市場の株価の重しとなった。加えて、中東の地政学リスクが高まり、原油価格上昇による企業収益圧迫が懸念されたことも買い手控え要因となった。一方、外為市場で円相場が引き続き円安・ドル高水準で安定して推移していることが株式市場で安心感となった。また、昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が1%前後の下落率となったが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は0.19%の小幅な下落にとどまっており、東京市場で半導体関連株などの株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均は下げ幅を拡大している。
《SK》
提供:フィスコ