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東京株式(大引け)=83円高と続伸、手控え気分強く方向感に欠ける

 4日の東京株式市場で日経平均株価は続伸。手控え気分が強く、方向感に欠ける展開が続いた。

 大引けの日経平均株価は前日比83円56銭高の3万8635円62銭。プライム市場の売買高概算は18億1827万株。売買代金概算は3兆8802億円となった。値上がり銘柄数は1150と全体の約70%、値下がり銘柄数は448、変わらずは47銘柄だった。

 前日の米株式市場では、NYダウは184ドル安と反落。中東情勢への警戒感で売りが優勢だった。米国株が下落したものの、日経平均株価は下値に買いが入り底堅くスタート。前引けは180円高とこの日の高値圏に上昇した。ただ、後場に入ってからは、上値は重く3万8600円台を中心とする一進一退が続いた。週末要因に加え、今晩は米9月雇用統計が発表されることもあり様子見姿勢が強まり、引けにかけ一時マイナス圏に転じる場面もあったが、結局買い直されて取引を終えた。

 個別銘柄では、三菱重工業<7011>や川崎重工業<7012>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>といった銀行株が値を上げた。原油価格の上昇を受け、INPEX<1605>やENEOSホールディングス<5020>がしっかり。三菱商事<8058>や三井物産<8031>が高く、東京電力ホールディングス<9501>や北海道電力<9509>も値を上げた。ファーストリテイリング<9983>が上場来高値を更新した。

 半面、ディスコ<6146>や東京エレクトロン<8035>が安く、ソフトバンクグループ<9984>や日立製作所<6501>が軟調。住友林業<1911>やフジクラ<5803>が下落した。米港湾ストライキが終結し、運賃上昇期待が後退したことから日本郵船<9101>や商船三井<9104>、川崎汽船<9107>といった海運株が急落した。

出所:MINKABU PRESS

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