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NY株式:NYダウは39ドル高、強い雇用を好感


米国株式市場は反発。ダウ平均は39.55ドル高の42,196.52ドル、ナスダックは14.77ポイント高の17,925.13で取引を終了した。

イスラエルがイランのミサイル攻撃に対する厳しい報復を警告し地政学的リスクの上昇が警戒されたほか、強い雇用関連指標を受けた積極的な利下げ期待後退で、寄り付き後、下落。同時に、景気や雇用見通し改善で、ダウは上昇に転じた。半導体セクターが支援し、ナスダックも底堅く推移し、終了。セクター別では、半導体・同製造装置が下落した。

半導体のエヌビディア(NVDDA)はコンサルティングサービス、ソリューションを提供するアクセンチュア(ACN)と世界での人工知能(AI)導入拡大を目指し提携を発表、企業のAI活用を促進するとの期待に上昇。アクセンチュア(ACN)も買われた。カジノを運営するシーザーズ・エンターテインメント(CZR)は自社株買い計画が好感され、上昇した。携帯端末のアップル(AAPL)は来年にも低価格版「アイフォーンSE」と新型のアイパッドを発表する計画が報じられ、上昇。加工商品メーカーのコナグラ・ブランズ(CAG)は第1四半期決算で値下げやサプライチェーンの混乱が響き売り上げが冴えず、下落。

電気自動車メーカー、テスラ(TSLA)は7-9月期のサイバートラックなどの需要が冴えず出荷台数が予想に満たず通期の売上目標未達への懸念が強まり、下落。スポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)は新最高経営責任者(CEO)のもと、業績見通しを撤回、投資家向け説明会を延期したことが嫌気され、売られた。管理医療会社のヒューマナ(HUM)は高齢者および障害者向けや低所得者向け公的医療保険を統括する機関であるメディケア・メディケイドサービスセンター(CMS)が年次の見直しで同社のメディケアアドバンテージ保険を巡る格付けを引下げたため収益の大幅減少につながると警戒され、大幅安。

ジーンズなどを扱う衣料品メーカーのリーバイ・ストラウス(LEVI)は取引終了後に四半期決算を発表。調整後の1株利益が予想を上回ったが、見通しを引下げ、時間外取引で売られている。


(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

 提供:フィスコ

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