スカラ Research Memo(12):2025年6月期は配当方針変更で減配予定も、2026年6月期以降は増配目指す
■株主還元策
スカラ<4845>は株主還元策として、安定的かつ継続的な配当を実施することを基本方針とし、増配の継続を目指してきた。2024年6月期は事業構造改革の実施により多額の損失を計上したものの、同方針に基づき1株当たり配当金で前期比0.5円増配となる37.5円を実施した。2025年6月期以降配当方針については、持続的な成長のための適正な内部留保の水準を考慮して、株式売却益等の特殊要因を除いた税引前利益の50%を目安とすることにし、1株当たり配当金を16.0円(税引前利益の51.3%)とすることを発表した。今後、特殊要因を除いたベースで増益基調が続くようであれば、配当金についても増配が見込めることになる。また、資本効率の向上や経営環境に応じた柔軟な資本政策を遂行するため、自己株式の取得についても適宜検討していく意向だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《HN》
提供:フィスコ