金はFOMC終了して、連日の最高値更新 サンワード証券の陳氏(山崎みほ)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、『金はFOMC終了して、連日の最高値更新』と述べています。
続けて、『米連邦準備制度理事会(FRB)は18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を0.5%引き下げ、4.75~5.0%に変更することを決定した。FRBが政策金利を変更するのは、2020年3月以来、約4年半ぶり。大幅な利下げの一方で、ドットチャートでは年内の利下げ予測が0.5%(0.25%、2回)が示された。4~6月期の米経常収支で、3四半期連続の赤字拡大が明らかになったことも支援要因』と伝えています。
また、『先週末から、中東の地政学リスクが金買いに拍車をかけている。イスラエル軍は20日、レバノンの首都ベイルートを空爆したと発表。ヒズボラも20日にロケット弾150発以上をイスラエルに撃ち込んだ。イスラエル軍は23日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点約800カ所を空爆したと明らかにした。24日にはイスラム教シーア派組織ヒズボラの兵器保管場所や司令部など約1500カ所を標的に空爆したという。また、ヒズボラがイスラエルへ向けて発射した飛来物も多数撃墜されており、双方の攻撃の応酬が激化している』と伝えています。
陳さんは、『中東地域での緊張が高まる中、安全資産とされる金市場に資金が流入した。FRBのウォラー理事は、経済指標が予想通りなら年内2会合では0.25%の連続利下げが見込まれるが、指標次第では0.5%引き下げる可能性もあると発言した』と言及しています。
そして、『27日には8月米個人消費支出(PCEデフレーター)が発表される。弱い結果であれば、FRBの大幅利下げが正当化され金には強材料となろう。逆に強い結果であれば、今後の利下げペースは慎重になるとの見方が強まり、金には弱材料となろう。また、ファンドの買い越しは31万枚に拡大した。これは2020年にロシアがウクライナに侵攻した時以来の高水準で、内部要因的にはやや重くなっているため、きっかけ次第では利益確定売りも出やすい』と見解を述べています。NY金の予想レンジは、『2650~2750ドル』と想定しています。
一方、『日銀は20日の金融政策決定会合で、政策金利を現状の「0.25%程度」に据え置いた。植田日銀総裁は会合後の記者会見で「政策判断に当たって時間的な余裕はある」と述べ、追加利上げを急がない考えを強調した。植田総裁の発言は「ハト派」的と受け止められ、ドル円の押し上げ要因となった』と述べています。
こうしたことから、『円安基調が継続すると予想され、OSE金相場には支援要因だろう。7月につけた史上最高値1万2679円を更新する可能性もあろう。予想レンジは、1万2000~1万3000円』と考察しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月26日付「金はFOMC終了して、連日の最高値更新」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 山崎みほ
《CS》
提供:フィスコ