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13日の株式相場見通し=売り買い交錯、欧米株高も円高が重荷に

 13日の東京株式市場は売り買い交錯の展開で、日経平均株価は前日終値を挟んで比較的狭いゾーンでの値動きに終始しそうだ。前日の欧州株市場は主要国の株価が総じて強さを発揮、独DAXは1%を超える上昇で続伸となった。注目されたECB理事会では2会合ぶりの利下げを決定したが、これは想定通りであり、結果発表後の欧州株はむしろ伸び悩む動きとなった。一方、米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇、ダウは終値で4万1000ドル台を回復した。この日の朝方取引開始前に発表された8月の生産者物価指数(PPI)は前月比0.2%の上昇で事前予想と合致した。来週17~18日に行われるFOMCでFRBが利下げを実施する可能性は高いものの、利下げ幅は0.25%にとどまるとの観測が強まり、取引前半はNYダウがおおむねマイナス圏で推移するなど上値の重い地合いを強いられた。米景気の先行きに対する警戒感もくすぶるなか、ポジション調整の売りが上値を押さえた。ただ、取引後半はハイテク株など中心に買いが優勢となりダウ、ナスダック指数ともに上値指向を強めている。なお、半導体関連株はエヌビディア<NVDA>が4日続伸した一方、インテル<INTC>やマイクロンテクノロジー<MU>などが下落するなど高安まちまちだった。東京市場では欧米株高は追い風材料となるものの、外国為替市場で再び円高方向に振れており、これが日経平均の上値を押さえそうだ。きょうはメジャーSQ算出日であり、日経平均がSQ値を上回れるかどうかが注目される。また、3連休前ということもあり、後場は手仕舞い売り圧力も意識されそうだ。

 12日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比235ドル06セント高の4万1096ドル77セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同174.145ポイント高の1万7569.676だった。

 日程面では、きょうは3カ月物国庫短期証券の入札、7月の鉱工業生産確報値など。また、株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数算出日(メジャーSQ)。海外では7月のユーロ圏鉱工業生産指数、ロシア中銀の政策金利発表、8月の米輸出入物価指数、9月のミシガン大学米消費者態度指数など。

出所:MINKABU PRESS

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