株価指数先物【昼】 円安を手掛かりにロング優勢の流れ
日経225先物は11時30分時点、前日比120円高の3万8810円(+0.31%)前後で推移。寄り付きは3万8730円と、小幅に反発して始まった。寄り付き直後に付けた3万8690円を安値にロング優勢の流れとなり、中盤にかけて一時3万8970円まで買われる場面もみられた。3万9000円接近では戻り待ち狙いのショートも入りやすく、終盤にかけて上げ幅を縮めたが、3万8750円~3万8800円辺りでの底堅さが意識されている。
海外勢のフローは限られ、短期的な売買が中心となるなか、為替市場で円相場が一時1ドル=147円台と円安に振れたことがロングに向かわせたようだ。ただし、3万8970円まで買われたが、同水準に位置するボリンジャーバンドの+1σが心理的な抵抗として意識されている。後場も為替にらみの展開になりそうだが、グローベックスのナスダック100先物は小幅ながらマイナス圏で推移しており、+1σ突破は期待しづらいだろう。もっとも、75日移動平均線水準での底堅さがみられるなか、押し目買いのロング対応になりそうだ。
NT倍率は先物中心限月で14.19倍に低下した。14.26倍と小幅に上昇して始まったが、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の弱い値動きに対して、円安を手掛かりにトヨタ自動車 <7203> [東証P]など輸出関連株の一角が買われており、相対的にTOPIX型優位となった。200日線を割り込み、25日線水準まで低下しており、後場はリバランスが入るかが注目される。
株探ニュース