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日経平均VIは上昇、株価軟調で警戒感広がる


日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時10分現在、前日比+0.94(上昇率4.41%)の22.24と上昇している。なお、今日ここまでの高値は22.56、安値は21.26。

先週末の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。一方、市場では堅調な米景気や、米連邦準備理事会(FRB)が年内に複数回利下げするとの期待など、好材料は株価にある程度織り込まれているとの見方がある。加えて、今日は日経225先物が昼前に下げに転じるなど軟調なこともあり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは午前の中頃以降は概ね先週末の水準を上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

《SK》

 提供:フィスコ

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