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海外勢のフローは限られるも押し目買いで対応/オープニングコメント


 2日の日本株市場は、買い優勢の相場展開になりそうだ。8月30日の米国市場は、NYダウが228ドル高、ナスダックは197ポイント高だった。7月の米個人消費支出(PCE)価格指数で変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数が予想通りとなり、段階的な利下げ期待から上昇。米長期金利の上昇が重荷となり、一時下落に転じる場面もみられたが、月末要因の買いに加え、8月のミシガン大学消費者信頼感指数やシカゴ購買部協会景気指数の改善を受け、終盤にかけて切り返した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比280円高の38990円。円相場は1ドル146円30銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買いが先行することになりそうだ。日経225先物のナイトセッションは39060円で終えており、節目の39000円を回復してきた。先週末の上昇で抵抗線として機能していた75日線を上回ってきており、為替市場では1ドル=146円台とやや円安に振れて推移している。抵抗線を突破してきたことから、買い遅れていたファンドなどによる買いの勢いが強まりやすいだろう。また、先週末のエヌビディアは3日ぶりに反発した。決算で波乱の展開が警戒されていたことから模様眺めムードも強かったが、無難に通過したことで買い安心感につながりそうだ。

 2日の米国市場はレイバーデーの祝日で休場となる。そのため、海外勢のフローが限られるため、買い一巡後はこう着感が強まりやすいところではある。また、今週は週末に米雇用統計を控えており、引き続き米経済指標の内容を見極めたいとする様子見姿勢も強まりやすい。ただし、ジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演、市場全体の影響を与えると警戒されていたエヌビディアの決算が通過したことから、ややリスク選好に向かわせやすい。

 日経平均株価は買い一巡後は次第にこう着感を強めてくると考えられるが、押し目狙いのスタンスになりそうだ。物色としては指数インパクトの大きい値がさハイテク株の見直しのほか、円安を受けて輸出関連株などの買い戻しが意識されやすい。そのほか、リスク選好に向かわせやすいなか、個人主体の資金は中小型株での短期的な値幅取り狙いにシフトしやすいだろう。
《AK》

 提供:フィスコ

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