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NY株式:NYダウは243ドル高、GDPを好感


米国株式市場はまちまち。ダウ平均は243.63ドル高の41,335.05ドル、ナスダックは39.6ポイント安の17,516.43で取引を終了した。

4-6月期国内総生産(GDP)、個人消費改定値が予想を上回り、寄り付き後、上昇。国内経済や労働市場、消費の堅調さが示され、景気見通しの改善で相場は続伸した。終盤にかけ、金利高や半導体メーカー、エヌビディア(NVDA)の下落が重しとなりナスダックが下落に転じるとダウも失速も過去最高値を更新し、まちまちで終了。セクター別では、エネルギー、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落。

携帯端末のアップル(AAPL)は、人工知能(AI)搭載の新型アイフォーンの出荷台数が昨年に比べ10%増を想定していると部品供給会社に伝えたとの報道、対話型人工知能(AI)開発の非営利研究機関オープンAIの資金調達に参加することを協議していると報じられ、買われた。カジュアル小売りのギャップ(GAP)は日中発表した第2四半期決算で、既存店売上が予想を上回ったほか、通期の利益率見通し引き上げが好感され、上昇。家電量販チェーンのベストバイ(BBY)は四半期決算で、通期見通しを上方修正し、アナリストが投資判断を2段階引き上げ、大幅高。

半導体のインテル(INTC)はコスト削減策の一環として従業員削減計画が好感され、上昇。後払いサービスを提供するアファーム(AFRV)は決算の内容が好感され、買われた。ウェブサイト運営のイェルプ(YELP)は検索サービスを巡る反競争的な行動に関しグーグルに対し訴訟を起こし、上昇。グーグル運営のアルファベット(GOOG)は下落。半導体メーカー、エヌビディア(NVDA)は四半期決算の売上高見通しが市場の期待に満たず、続落した。ディスカウント小売のダラー・ゼネラル(DG)は四半期決算で、通期の売上高見通し下方修正が嫌気され、下落。

取引終了後に決算を発表したコンピューターメーカーのデル(DELL)は調整後の1株利益が予想を上回り、時間外取引で買われた。一方、化粧品小売りのアルタ・ビュ―ティ(ULTA)は需要減で売上見通しを引き下げ、下落している。


(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

 提供:フィスコ

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