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エヌビディアの決算を前にリバランスの動き【クロージング】


28日の日経平均は続伸。83.14円高の38371.76円(出来高概算13億7000万株)で取引を終えた。朝方は円相場が1ドル=143円台後半へと円高に振れたことが重荷となり売りが先行。日経平均は取引開始直後に38141.49円まで水準を切り下げた。ただ、その後は1ドル=144円半ば程度まで円高が一服しており、これに連動して買い戻しの動きが優勢となった。日経平均は後場中盤にかけて上げ幅を広げ、大引け間際には38399.91円まで上値を伸ばす場面があった。

東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が990に迫り、全体の6割を占めた。セクター別では、輸送用機器、電気機器、保険、医薬品、精密機器など16業種が上昇。一方、パルプ紙、石油石炭、鉱業、金属製品、水産農林など17業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、トヨタ<7203>、レーザーテック<6920>、第一三共<4568>、ソニーG<6758>>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>、トレンド<4704>が軟調だった。

前日の米国市場では主要株価指数が上昇したものの、エヌビディアの決算待ちで模様眺めムードの強い展開だった。東京市場においても同様の流れのほか、円高が警戒された。その後、氷見野良三日銀副総裁の講演で、ハト派的な文言が出たことから、円高が一服し日経平均は切りかえした。また、エヌビディアの決算内容を見極めたいとのムードが強い一方で、売り方にとってはいったんポジションを買い戻す動きもみられ、ハイテク株の一角には上昇する動きもあった。

投資家の最大の関心事であるエヌビディアについては、次世代AI半導体の発売が設計上の問題で3カ月以上遅れる可能性があるとの報道があるほか、台湾からの米国向け輸出もピークアウトしている感があり、弱い内容を予想する関係者が多いとみられる。明日の東京市場は先回り的な売買が先行する可能性があると考えられるが、予想ほど悪くなければ、アク抜けの動きも意識されてきそうである。また、先物主導での荒い値動きが警戒されるが、下落局面においては、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。

《CS》

 提供:フィスコ

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