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株価指数先物【昼】 3万8200円を挟んでの狭いレンジ推移


 日経225先物は11時30分時点、前日比120円安の3万8180円(-0.31%)前後で推移。寄り付きは3万8140円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8270円)を下回り、売りが先行して始まった。直後に付けた3万8130円を安値にショートカバーとみられる動きとなり、現物の寄り付き直後には一時3万8320円とプラスに転じる場面もみられた。ただし、エヌビディア<NVDA>の決算を控えるなかで積極的な売買は手控えられており、その後は3万8150円~3万8250円辺りでの推移を継続している。

 為替市場では円相場が朝方に1ドル=143円台と円高に振れるなか、日経225先物は売りが先行した形である。ただし、その後1ドル=144円台半ばへと持ち直しており、短期筋のショートカバーを誘った。リバランスの動きが中心と考えられ、後場は3万8200円を挟んでの狭いレンジ推移になりそうだ。東京エレクトロン <8035> [東証P]は弱い値動きだが、一方でアドバンテスト <6857> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]には買い戻しが入っている。また、円高が一服するなかで、トヨタ自動車 <7203> [東証P]など輸出関連株への買いもみられており、ショートは仕掛けづらいだろう。

 NT倍率は先物中心限月で14.25倍に低下した。朝方に一時14.29倍まで上昇し、プラスに転じる場面もみられたが、東京エレクのほか、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、ファーストリテイリング <9983> [東証P]の下げが日経平均型の重荷となった。ただし、リバランスの動きが中心のなかでは、14.21倍辺りで推移する200日移動平均線に接近する局面ではリバランス狙いのNTロングに向かわせやすいとみておきたい。

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