レジル---24年6月期は最終利益約20億円で着地、分散型エネルギー事業とグリーンエネルギー事業の売上高が200億円突破
レジル<176A>は14日、2024年6月期連結決算を発表した。売上高が387.09億円、営業利益が27.93億円、経常利益が27.69億円、親会社株主に帰属する当期純利益が19.86億円となった。同社は、前連結会計年度より決算期(事業年度の末日)を3月31日から6月30日に変更した。決算期変更の経過期間である前連結会計年度は、2022年4月1日から2023年6月30日までの15ヵ月の変則決算となるため、対前期増減率については記載していない。
分散型エネルギー事業の売上高は203.29億円、セグメント利益は25.95億円となった。暖冬による一次的な需要の減退が見られたものの、夏の猛暑による第1四半期の販売電力量の伸び等の寄与が大きく、概ね堅調に推移した。なお、「マンション一括受電サービス」の導入戸数は2,245棟、178,502戸となっている。また「マンション防災サービス」は3棟、441戸と契約を締結した。
グリーンエネルギー事業の売上高は211.96億円、セグメント利益は19.50億円となった。夏の猛暑により第1四半期の販売電力量が伸びた事に加え、市場価格連動型料金プラン等の契約数も順調に推移したことが業績に寄与した。当連結会計年度末時点の契約件数は7,511件であり、また供給中契約の再生可能エネルギー比率は82.5%となっている。
エネルギーDX事業の売上高は19.11億円、セグメント利益は3.40億円となった。既存の顧客であるエネルギー事業者からの業務受託の継続に加えて、自治体が参画している地域新電力会社の業務運用等の受託を新たに開始している。顧客であるエネルギー事業者のエンドユーザー数(同社グループが間接的にサービスを提供)は当連結会計年度末時点で425千件となっている。
2025年6月期の連結業績予想については、売上高が前期比13.7%増の440.16億円、営業利益が同12.1%増の31.30億円、経常利益が同11.4%増の30.84億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.6%増の21.98億円としている。
《SO》
提供:フィスコ