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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):朝日インテク、サンドラッグ、三菱重

朝日インテク <日足> 「株探」多機能チャートより
■朝日インテック <7747>  2,254.5円  +108.5 円 (+5.1%)  本日終値
 朝日インテック<7747>が4連騰。14日の取引終了後、24年6月期の連結決算発表にあわせ、25年6月期の業績・配当予想を開示した。売上高は前期比8.5%増の1167億3700万円、最終利益は同18.9%増の188億300万円を見込む。前期に続き過去最高益を更新する計画を示したほか、前期の配当を従来の予想から3円94銭増額したうえで、今期の年間配当予想を3円86銭増配の24円23銭に設定した。業況と増配方針を好感した買いが入ったようだ。メディカル事業での海外売上高の成長を想定。循環器系領域、非循環器系領域ともに海外の全地域で伸長すると予想する。24年6月期の売上高は前の期比19.4%増の1075億4700万円、最終利益は同20.6%増の158億800万円だった。

■サンドラッグ <9989>  4,076円  +195 円 (+5.0%)  本日終値
 14日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は5%増益で着地」が好感された。
 サンドラッグ <9989> [東証P] が8月14日大引け後(15:00)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比5.3%増の106億円に伸びたが、4-9月期(上期)計画の222億円に対する進捗率は47.9%となり、5年平均の50.6%とほぼ同水準だった。
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■三菱重工業 <7011>  1,920.5円  +89 円 (+4.9%)  本日終値
 三菱重工業<7011>が5%を超える上昇で1900円台に復帰、全体戻り相場の中で上げ足の強さが際立っている。8月2日と5日に開けたマドを完全に埋め切り、時価は25日移動平均線を上回るとともに、5日・25日線のゴールデンクロス示現で買いに弾みがついた状態。岸田政権から次期政権に移行しても防衛費拡大の流れは変わらず、防衛省との取引額で群を抜く同社株には、リスク許容度の高まった海外投資家などの買い戻しが活発となっているもようだ。実際に業績も拡大歩調を強めており、今月6日に発表された24年4~6月期決算では最終利益が前年同期比17%増と2ケタ増益を達成し、過去最高更新となった。更に受注高も増勢一途にあり、足もとの成長期待を裏付けている。

■三菱UFJ <8306>  1,503円  +45.5 円 (+3.1%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>がそろって大幅高。内閣府が15日朝に発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP)の速報値は年率換算で前期比プラス3.1%となり、2四半期ぶりのプラス成長となった。個人消費が前期比1.0%増と堅調ぶりを示している。株式市場が落ち着きを取り戻しつつあるなか、賃金と物価の好循環の達成確度が高まり、日銀が利上げに一段と踏み切りやすくなったとの見方が出るなか、8月に入ってからの全体相場の急落で割安感が強まった銀行株に買い向かう姿勢がみられている。

■日本郵船 <9101>  4,929円  +115 円 (+2.4%)  本日終値
 日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など大手をはじめ海運株への投資資金流入が目立つ。業種別騰落でも海運セクターは値上がり率上位に食い込んでいる。全体相場が戻りに転じるなか、配当など株主還元に積極的な企業を拾う動きが活発化している。そのなか、郵船と商船三井は配当利回りが5%を上回る水準でインカムゲイン狙いの買いが入りやすいほか、PBRやPERなど主要株価指標でも割安感が強く株価も出直り色を強めている。外部環境もばら積み船の運賃市況は低水準が続いているが、コンテナ船の運賃市況は中東情勢の緊迫化を背景に再び高騰しており、収益上乗せ要因としてポジティブ視されている。

■メドレー <4480>  3,085円  -660 円 (-17.6%) 一時ストップ安   本日終値  東証プライム 下落率2位
 14日に決算を発表。「上期経常は14%増益で着地」が嫌気された。
 メドレー <4480> [東証P] が8月14日大引け後(15:00)に決算を発表。24年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比13.9%増の31.6億円に伸び、通期計画の44.4億円に対する進捗率は71.3%に達したものの、5年平均の97.0%を下回った。
  ⇒⇒メドレーの詳しい業績推移表を見る

■ジーエヌアイグループ <2160>  1,755円  -176 円 (-9.1%)  本日終値
 ジーエヌアイグループ<2160>が反落。14日取引終了後に発表した1~6月期連結決算は売上高が前年同期比16.8%減の117億3300万円、営業利益が同67.8%減の17億6200万円だった。主力製品の中国市場での売り上げが堅調だったものの、前年同期にアステラス製薬<4503>との戦略的提携に伴う契約一時金があった反動が出た。大幅な減収減益を嫌気した売りが出ている。

■オイシックス・ラ・大地 <3182>  1,192円  -92 円 (-7.2%)  本日終値  東証プライム 下落率9位
 14日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は19%減益で着地」が嫌気された。
 オイシックス・ラ・大地 <3182> [東証P] が8月14日大引け後(15:00)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比18.6%減の9.6億円に減った。
  ⇒⇒オイシックス・ラ・大地の詳しい業績推移表を見る

■オプティム <3694>  573円  -33 円 (-5.5%)  本日終値
 14日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は26%減益で着地」が嫌気された。
 オプティム <3694> [東証P] が8月14日大引け後(15:00)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比26.3%減の1.9億円に減った。
  ⇒⇒オプティムの詳しい業績推移表を見る

■PSS <7707>  284円  +80 円 (+39.2%) ストップ高   本日終値
 プレシジョン・システム・サイエンス<7707>や川本産業<3604>など感染症関連に位置づけられる銘柄が動意づいている。アフリカで流行しているウイルス感染症「エムポックス(サル痘)」について、世界保健機関(WHO)は14日に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。これを受け、遺伝子検査装置や試薬を手掛け、エムポックスウイルスのPCR検査キットを販売した実績があるバイオ関連企業のPSSに思惑的な買いが流入。同ウイルスは接触感染に加え飛沫感染することもあるため、マスクを手掛ける川本産業にも物色が向かったようだ。

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