日経平均VIは大幅に低下、株価大幅高で警戒感が緩和
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比-6.05(低下率11.82%)の45.14と大幅に低下している。なお、今日ここまでの高値は57.15、安値は43.47。
昨日の日経225先物が2860円の大幅反発となったことから、今日は取引開始時点では目先的な戻り待ちの売りが優勢となり、日経225先物は下落し、市場では不安心理が高まり、日経VIは上昇して始まった。しかし、取引開始後は日経225先物の下値は堅く、午前の時間帯に上げに転じると、市場心理の悪化が収束。ボラティリティーの高まりを警戒するムードが緩和し、日経VIは低下に転じた。その後も日経225先物は上げ幅を広げ、日経VIは昨日の水準を下回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
《SK》
提供:フィスコ