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東京株式(大引け)=62円安と小幅に3日続落、4万円ラインを巡る一進一退に

 19日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に3日続落。前日の米株式市場が下落するなか、売り優勢の展開となり4万円ラインを巡る攻防が続いた。

 大引けの日経平均株価は前日比62円56銭安の4万63円79銭。プライム市場の売買高概算は15億3386万株。売買代金概算は3兆8167億円となった。値上がり銘柄数は494と全体の約30%、値下がり銘柄数は1113、変わらずは39銘柄だった。

 前日の米株式市場は、ハイテクや金融株などに利益確定売りが膨らみNYダウが533ドル安と7日ぶりに反落した。これを受け、日経平均株価は4万円を割り込んでスタート。一時下落幅は300円を超えたが、売り一巡後はプラス圏に浮上する場面があった。しかし、上値は重く、再びマイナス圏に転じた。週末でポジション調整の動きも強まるなか、後場も4万円ラインを巡る一進一退の状態が続いた。引けにかけ、下げ幅は縮小した。電力や海運、石油、空運株などが安く、精密機器や電気機器などが買われた。為替相場は1ドル=157円台後半と前日夕方に比べ円安水準で推移した。

 個別銘柄では、ディスコ<6146>やレーザーテック<6920>が安く、三菱重工業<7011>やトヨタ自動車<7203>が値を下げた。ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が軟調。三菱商事<8058>や日立製作所<6501>が下落し、東京電力ホールディングス<9501>や商船三井<9104>、INPEX<1605>、日本航空<9201>などが軟調だった。

 半面、東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>、ルネサスエレクトロニクス<6723>が高く、三井住友フィナンシャルグループ<8316>やキーエンス<6861>が値を上げた。信越化学工業<4063>やHOYA<7741>、任天堂<7974>が堅調。良品計画<7453>や住友林業<1911>が買われた。

出所:MINKABU PRESS

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