【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):Amazia、ウルフハンド、リボミック
Amazia <日足> 「株探」多機能チャートより
Amazia<4424>がストップ高。同社はマンガアプリ「マンガBANG!」を展開する。気象庁が18日に発表した1カ月予報によると、向こう1カ月の気温は全国的に高くなり、特に期間の前半は全国的にかなり高くなる見込みという。猛暑の予報に加えて、新型コロナウイルスのオミクロン型から派生した新たな変異株「KP.3」の感染拡大が報じられている。熱中症と感染リスクを回避するために外出を控える人が増え、更に自宅内でのマンガアプリの利用ニーズが増加するとの思惑から、買いが集まったようだ。EC(電子商取引)の「漫画全巻ドットコム」を展開するTORICO<7138>も大幅高となっている。
■WOLVES HAND <194A> 1,149円 +150 円 (+15.0%) ストップ高 本日終値
WOLVES HAND<194A>が3日ぶりに反発。同社はきょう、Cancer Precision Medicine(川崎市川崎区)と獣医療分野におけるリキッドバイオプシー(血液などの体液を用いて疾患の診断や治療法の選択、治療効果の予測などを行う技術)によるがんの早期発見に係る共同研究契約を締結したと発表。これが材料視されたようだ。ヒト医療分野で、血液を用いたリキッドバイオプシーは、がんの早期診断や再発モニタリング、適切な治療薬の選択などに有用であることが期待され、活用が始まっている。この研究では、イヌやネコにおける血しょう中のセルフリーDNA(がん細胞が死滅する際などに、細胞から血液中に放出されるDNAの断片)を経時的にサンプリングし、リキッドバイオプシーによるがんの早期発見を目指したデータ収集を行うとしている。
■ガイアックス <3775> 376円 +14 円 (+3.9%) 本日終値
ガイアックス<3775>が高い。18日の取引終了後、出資先であるタイミー<215A>の上場に伴う保有株売却で5億1800万円の売却益が発生すると発表した。第3四半期に計上するという。なお、今期の業績予想については現在精査中とした。
■リボミック <4591> 95円 +3 円 (+3.3%) 本日終値
リボミック<4591>は反発。18日の取引終了後、9月11~15日にポルトガルのリスボンで開催予定の「The Retina Society国際会議」に、中村義一社長が登壇すると発表しており、好材料視された。The Retina Society国際会議は、1968年に米国のボストンで設立された網膜疾患の治療、教育、研究に関する臨床医中心の学会で、年次総会は網膜疾患に関して世界で最も権威ある研究集会の一つとされている。今回、同社の「RBM-007」の臨床POC(概念実証)に関する論文が口頭発表に採択されたことから、登壇発表の機会を得ることになったとしている。
■北日本紡績 <3409> 101円 +3 円 (+3.1%) 一時ストップ高 本日終値
北日本紡績<3409>が一時急騰。18日の取引終了後、メディロム<MRM>子会社のMEDIROM MOTHER Labs(東京都港区)が開発した充電不要のスマートトラッカー「MOTHER Bracelet」の販売店契約を締結したと発表しており、好材料視された。「MOTHER Bracelet」は、世界初となる24時間365日充電不要のスマートトラッカーで、歩数・睡眠量・消費カロリー・心拍数・体表温のヘルスケアの基本となる5つのデータをこれ1つで記録可能。北日紡では中期経営計画の一環としてヘルスケア部門で高付加価値商品の販売に注力することを掲げており、同事業の更なる強化のため「MOTHER Bracelet」の取り扱いを決めたという。あわせて北日紡では、メディロムグループとの戦略的販売業務提携に関する協議を開始したとしている。
■ラストワンマイル <9252> 3,815円 +65 円 (+1.7%) 本日終値
ラストワンマイル<9252>が3日続伸。18日の取引終了後、SOMPOホールディングス<8630>傘下のSOMPOワランティとの業務提携を開始したと発表。これを手掛かり視した買いが入った。ラストワンMは不動産管理会社ネットワークを通じ、賃貸管理会社向けの住宅設備機器保証「オーナーズバリューサポート」を提案し、運営業務を展開。同業務の一部についてSOMPOワランティに委託する。ラストワンMが持つネットワークに対し、SOMPOワランティの強みを生かしたサービスを提供し、マーケットシェアの拡大などを図る。
■NTTDイン <3850> 2,030円 +29 円 (+1.5%) 本日終値
エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート<3850>が反発。18日の取引終了後、同社のエンタープライズ・ローコードプラットフォーム「intra-mart」が日立造船マリンエンジン(熊本県長洲町)に採用されたと発表しており、好材料視された。今回の採用は、日立造船マリンエンジンの業務システム「船舶部品販売管理システム」(HIMAPS)が稼働開始から30年が経過するなかで老朽化が進んでいたことに加えて、日立造船<7004>の基幹システム刷新が重なり、HIMAPSの刷新に加えて基幹システムとのデータ連携が喫緊の課題となっていたことから、データドリブンな意思決定や業務改革の基礎となる仕組みを実現する新たなシステム基盤として採用されたという。
■カヤック <3904> 670円 +7 円 (+1.1%) 本日終値
カヤック<3904>がしっかり。18日の取引終了後、PRマーケティング事業を展開するメガ・コミュニケーションズ(札幌市中央区)の全株式を7月31日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視された。メガ・コミュニケーションズの子会社化により、海外向けブランディング・プロモーションサービスの拡大や北海道の過疎地域の持続可能性を維持するための自治体DXの推進などの面でシナジーを発揮するのが狙い。取得価額は非開示。なお、24年12月期業績予想には織り込み済みとしている。
■ケイブ <3760> 1,257円 +12 円 (+1.0%) 本日終値
ケイブ<3760>が強含み。同社はきょう、子会社のでらゲーとテレビ朝日(東京都港区)が共同開発中のスマートフォンゲーム「メテオアリーナ」の正式リリース日が9月18日に決まったと発表。きょうからApp Store、Google Playのアプリストア事前予約の受け付けを開始しており、期待材料となっているようだ。
■コムシード <3739> 240円 +2 円 (+0.8%) 本日終値
コムシード<3739>が反発。同社は18日、ソーシャルゲーム「グリパチ」で「L戦国乙女4戦乱に閃く炯眼の軍師」のAndroid版及びiOS版アプリを25日から一般配信すると発表。これが買い手掛かりとなったようだ。
■ジェイフロンティア <2934> 2,193円 -500 円 (-18.6%) ストップ安 本日終値
ジェイフロンティア<2934>がストップ安。18日取引終了後、一部の広告売上取引で不適切な会計処理があった問題を巡り、特別調査委員会を設置すると発表した。社内調査によって同事案への経営陣の関与が発覚したことから、事実関係の更なる調査や類似する事象の存否などについて実態把握をする必要があると判断した。先行き不透明感を嫌気した売りが膨らんだ。
●ストップ高銘柄
コーディア <190A> 495円 +80 円 (+19.3%) ストップ高 本日終値
識学 <7049> 708円 +100 円 (+16.5%) ストップ高 本日終値
SIGグループ <4386> 765円 +100 円 (+15.0%) ストップ高 本日終値
など、8銘柄
●ストップ安銘柄
セルシード <7776> 787円 -300 円 (-27.6%) ストップ安 本日終値
ELEMENTS <5246> 1,526円 -400 円 (-20.8%) ストップ安 本日終値
シンバイオ製薬 <4582> 370円 -80 円 (-17.8%) ストップ安 本日終値
など、4銘柄
株探ニュース