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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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4530 久光製薬

東証P
4,277円
前日比
-7
-0.16%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
19.9 1.15 2.10 2.28
時価総額 3,643億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 米利下げの気流に乗り株高はまだ続く!ここは"激暑関連"に注目


「米利下げの気流に乗り株高はまだ続く!ここは“激暑関連”に注目」

●東京市場は過熱を冷ます適温休息の下げ

 7月10日、港区にある虎ノ門ヒルズの最上階で新興ネット証券moomoo証券主催のイベントが開催された。私も出席させていただいたのだが、驚いたのはネットなどで活躍している個人投資家さんたちのほとんどといえるほど大勢の方が参加しておられたことだ。

 株主優待投資の魅力を全国に知らしめる役割を果たされた桐谷広人氏をはじめ、古くから懇意にしているDAIBOUCHOUさん「年収300万円、掃除夫だった僕が7億円貯めた方法」(宝島社)を出版されたばかりのwww9945氏「株で資産3.6億円を築いたサラリーマン投資家が教える 決算書『3分速読』からの“10倍株”の探し方」(KADOKAWA)を出版されてからの付き合いであるはっしゃん氏、さらには夕凪氏、ペリカン氏、みつ氏などのほか、まったく面識のない方も含め実に30人以上に及んだ。

 しかも彼らは全員、投資の成功者たちなのだ。そんな人たちが一堂に集まることなどまずあり得ない。しかし、集まっていた。一人一人の具体的な投資成果の詳細までは存じ上げないが、全員に共通するのは株式投資の効果と魅力を存分に味わっておられること。

 それは株式投資を始めた人なら、誰でも目指すことながら、実際に達成するのは容易なことではない。しかし、株式投資をする以上は全員が彼ら彼女らのような成功者になって欲しいものであり、株式プロセレクターの看板を掲げている以上、私ももっとやるべきことがあるのではないか。もっと成功投資家が増えるように頑張ってみるべきではないか。改めてこんな思いに駆られた。

 だが、その翌々日、週末12日の東京市場では日経平均株価が1000円以上も下げてしまった。前日には日経平均株価が4万2426円の史上最高値を付け、米国では6月のCPI(消費者物価指数)が期待通りに減速したにも関わらず驚きの下げとなった。

 これをどう見るかだが、私には過熱を冷ますための適温休息に見える。現在の内外市場は米国の利下げへの期待で動いている。CPIはそれが近々行われる可能性を示唆するものだが、実際には利下げはまだ実現していない。そんな段階での下落。目先の好材料が明らかになったとして、いったん利益確定の売りが出たと見てよい。

 しかし、今後、米国の利下げは数年かけて数回にわたって行われると見るのが自然だ。まだその一回も実行されていないのであり、利下げによる株高はさらに進むと見てよく、今回の下げはこの点で一時的なものと見てよい。

●旧村上ファンド系介入の科研薬は意外高も

そこで、今回注目したいのは激暑関連銘柄になる。この時期は屋内にいても室温のコントロールに失敗すると命を失いかねない。持病がある人などは株式投資などより健康第一となる。そのため、医療機器医薬品関連株に目を向けたい。

 まずは株価が保ち合い状態から浮上に転じたものの、ここにきて失速中のテルモ <4543> [東証P]だ。カテーテルなど心臓血管関連の器具に強く、国内だけでなく米国・中国で需要を伸ばしている。株価の回復は早いと見てよい。

 私が時々お世話になるのはサロンパス。庭仕事をすると必ず貼らなければならなくなるのでわが家の常備品となっている。メーカーはもちろん、久光製薬 <4530> [東証P]。それにこの会社は「エスカップ」も製造販売している。夏場は同製品の販売拡大は必至だ。株価は浮上を開始したばかりであり、今後さらなる高値が見込める。

 関節機能改善剤「アルツ」で知られる科研製薬 <4521> [東証P]も高値圏ながらまだ上昇は止まりそうにない。アクティビスト(物言う株主)として知られる旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンスと村上世彰氏の長女である野村絢氏の株式取得が明らかになっているため、今後思いがけない高値もあり得る。

 スイスの製薬大手ロシュの傘下で成長を続ける中外製薬 <4519> [東証P]も、血友病治療薬「へムライブラ」の欧州での販売が順調。株価もさらなる高値に進むと見るのが自然だ。

 最後にロート製薬 <4527> [東証P]を。参天製薬 <4536> [東証P]も有望で、ともにすでに高値圏にあるためどちらを選べばよいか決めがたいが、私の場合は使っている目薬が「Vロート」でもあるのでお勧めはロート製薬としたい。ただ、前述の通り明らかに高値圏にあるので、押し目を待って投資したい。

2024年7月12日 記

株探ニュース

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