話題株ピックアップ【夕刊】(2):スギHD、森永、エニーカラー
■スギホールディングス <7649> 2,311円 +48.5 円 (+2.1%) 本日終値
スギホールディングス<7649>が4連騰。10日の取引終了後に発表した6月度の既存店売上高は前年同月比6.9%増となった。増収基調を維持したほか、伸び率が5月の6.7%から拡大しており、評価した買いが入ったようだ。既存店の客数は同2.0%増。客単価は同4.9%増となった。全店売上高は同13.4%増だった。6月度は新規に16店を開設し、1店を閉鎖した。
■森永製菓 <2201> 2,618.5円 +52.5 円 (+2.1%) 本日終値
森永製菓<2201>が3日続伸。同社は10日、一部商品について9月2日出荷分より価格改定を実施すると発表した。収益押し上げ効果を見込んだ買いが株価を押し上げたようだ。価格改定率は「森永ビスケット」など菓子19品目で約3~10%、「純ココア」など食品16品目で約5~9%、「チョコモナカジャンボ」など冷菓10品目で約5~8%とする。また9月10日発売分より「小枝<ミルク>TTP」1品目で内容量を約17%減らす。原材料価格や物流費などの高騰に対応する。
■ANYCOLOR <5032> 2,482円 +30 円 (+1.2%) 本日終値
ANYCOLOR<5032>がしっかり。10日の取引終了後、発行済み株式総数の5.45%に相当する自己株式348万7271株を7月24日に消却すると発表した。3日時点で保有する自己株式の全数に相当する。再放出による潜在的な需給悪化リスクがなくなったと受け止められ、株価を下支えしたようだ。
■ロードスターキャピタル <3482> 2,799円 +29 円 (+1.1%) 本日終値
ロードスターキャピタル<3482>は反発。10日の取引終了後、子会社のロードスターインベストメンツが運営する不動産特化型クラウドファンディング「OwnersBook」の累計投資額が500億円を突破したと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。2014年9月のサービス開始以来、投資実行額と案件数が順調に増加し、20年以降は1案件あたりの投資額が拡大。大きな資金需要に対応しながら成長していると同社は分析している。
■ホギメディカル <3593> 4,185円 +40 円 (+1.0%) 本日終値
ホギメディカル<3593>が3連騰。2018年7月以来の高値圏で推移している。同社は10日の取引終了後、25年3月期第1半期(4~6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比0.5%増の97億2500万円と微増益となった一方、経常利益は同14.3%増の14億500万円と2ケタ増益を果たした。中間期の計画に対する経常利益の進捗率は69%に上った。9日に英投資運用会社の保有割合上昇が明らかとなり株価に上昇圧力が掛かっていたが、業績の上振れを期待した買いが入り、ショートカバーを誘発したようだ。医療業界に向けて手術で使う消耗品を一括で供給する「プレミアムキット」の売り上げが大きく伸びた。円安による輸入材料の高騰が響いたものの、経費の抑制が利益面に寄与した。
■東京エレクトロン <8035> 38,050円 +230 円 (+0.6%) 本日終値
東京エレクトロン<8035>が3連騰で4月17日以来となる3万8000円台を回復、ボックス圏もみ合いを上に抜け、戻り足を急速に強めている。前日の米国株市場ではナスダック総合株価指数やS&P500指数などと歩調を合わせ、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も大幅高で史上最高値を更新した。画像処理半導体(GPU)大手のエヌビディア<NVDA>のほか、メモリー製造大手のマイクロン・テクノロジー<MU>などが4%高と値を飛ばし、市場センチメントを強気に傾けている。また、前日発表された半導体受託生産世界最大手のTSMC<TSM>の6月売上高が前年同月比33%増と好調だったこともポジティブ材料視されている。この流れを受け、東京市場でも半導体主力株に上値を見込んだ買いが流入している。そのなか東エレクは日経平均構成比率で、ファーストリテイリング<9983>に次ぐ2位に位置するなど指数への影響度が大きく、ここ最近の日経平均急騰の原動力として存在感を放っている。
■SHIFT <3697> 11,255円 -4,000 円 (-26.2%) ストップ安 本日終値 東証プライム 下落率トップ
SHIFT<3697>は急落。10日取引終了後に発表した23年9月~24年5月期連結決算は売上高が前年同期比28.1%増の811億4300万円、純利益が同17.2%減の32億9500万円だった。通期で増益を見込んでいるだけに失望売りを招いたようだ。主力のソフトウェアテスト関連サービスは好調。一方、システム開発などを手掛けるソフトウェア開発関連サービスで、順調な採用に対して相対的に案件獲得が遅延し、稼働率が低下したことが全体の利益に響いた。また、積極的なM&Aの推進に伴うアドバイザリー費用などの一過性コストも重荷となった。
■ベルク <9974> 6,360円 -980 円 (-13.4%) 本日終値 東証プライム 下落率2位
ベルク<9974>は大幅安。10日取引終了後に発表した3~5月期連結決算は売上高が前年同期比12.7%増の934億5600万円、営業利益が同11.3%減の37億3100万円だった。通期で増収増益を見込んでいることから、第1四半期時点での減益が嫌気され売られている。売上高については徹底的な価格強化が顧客の支持を得て堅調に推移。一方、利益面では商品調達価格や賃金の上昇に伴うコスト増が響いた。
■ダイドーリミテッド <3205> 1,023円 -104 円 (-9.2%) 本日終値
ダイドーリミテッド<3205>が急反落した。10日の取引終了後、6月の株主総会での承認を経て就任した中山俊彦取締役が、7月9日付で辞任したと発表した。中山氏はアクティビスト(物言う株主)とされるストラテジックキャピタルが今回の株主総会において取締役選任を提案した候補者の1人。選任の承認から、わずかの期間での辞任となったことを受け、アクティビストからの働きかけによる企業価値の向上シナリオに不透明感が高まったと受け止められ、売りを促す要因となったようだ。本人から一身上の都合による辞任の申し出を受けたという。
■吉野家ホールディングス <9861> 2,854円 -270 円 (-8.6%) 本日終値 東証プライム 下落率3位
吉野家ホールディングス<9861>が反落。10日取引終了後に発表した3~5月期連結決算は売上高が前年同期比7.4%増の475億4200万円、営業利益が同38.6%減の8億8000万円だった。減益を嫌気した売りが出た。商品や販売施策が奏功したことで売上高は増加、一方、賃上げなど人件費を中心としたコスト上昇により利益は押し下げられた。通期の増収減益見通しに変更はない。
株探ニュース
スギホールディングス<7649>が4連騰。10日の取引終了後に発表した6月度の既存店売上高は前年同月比6.9%増となった。増収基調を維持したほか、伸び率が5月の6.7%から拡大しており、評価した買いが入ったようだ。既存店の客数は同2.0%増。客単価は同4.9%増となった。全店売上高は同13.4%増だった。6月度は新規に16店を開設し、1店を閉鎖した。
■森永製菓 <2201> 2,618.5円 +52.5 円 (+2.1%) 本日終値
森永製菓<2201>が3日続伸。同社は10日、一部商品について9月2日出荷分より価格改定を実施すると発表した。収益押し上げ効果を見込んだ買いが株価を押し上げたようだ。価格改定率は「森永ビスケット」など菓子19品目で約3~10%、「純ココア」など食品16品目で約5~9%、「チョコモナカジャンボ」など冷菓10品目で約5~8%とする。また9月10日発売分より「小枝<ミルク>TTP」1品目で内容量を約17%減らす。原材料価格や物流費などの高騰に対応する。
■ANYCOLOR <5032> 2,482円 +30 円 (+1.2%) 本日終値
ANYCOLOR<5032>がしっかり。10日の取引終了後、発行済み株式総数の5.45%に相当する自己株式348万7271株を7月24日に消却すると発表した。3日時点で保有する自己株式の全数に相当する。再放出による潜在的な需給悪化リスクがなくなったと受け止められ、株価を下支えしたようだ。
■ロードスターキャピタル <3482> 2,799円 +29 円 (+1.1%) 本日終値
ロードスターキャピタル<3482>は反発。10日の取引終了後、子会社のロードスターインベストメンツが運営する不動産特化型クラウドファンディング「OwnersBook」の累計投資額が500億円を突破したと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。2014年9月のサービス開始以来、投資実行額と案件数が順調に増加し、20年以降は1案件あたりの投資額が拡大。大きな資金需要に対応しながら成長していると同社は分析している。
■ホギメディカル <3593> 4,185円 +40 円 (+1.0%) 本日終値
ホギメディカル<3593>が3連騰。2018年7月以来の高値圏で推移している。同社は10日の取引終了後、25年3月期第1半期(4~6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比0.5%増の97億2500万円と微増益となった一方、経常利益は同14.3%増の14億500万円と2ケタ増益を果たした。中間期の計画に対する経常利益の進捗率は69%に上った。9日に英投資運用会社の保有割合上昇が明らかとなり株価に上昇圧力が掛かっていたが、業績の上振れを期待した買いが入り、ショートカバーを誘発したようだ。医療業界に向けて手術で使う消耗品を一括で供給する「プレミアムキット」の売り上げが大きく伸びた。円安による輸入材料の高騰が響いたものの、経費の抑制が利益面に寄与した。
■東京エレクトロン <8035> 38,050円 +230 円 (+0.6%) 本日終値
東京エレクトロン<8035>が3連騰で4月17日以来となる3万8000円台を回復、ボックス圏もみ合いを上に抜け、戻り足を急速に強めている。前日の米国株市場ではナスダック総合株価指数やS&P500指数などと歩調を合わせ、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も大幅高で史上最高値を更新した。画像処理半導体(GPU)大手のエヌビディア<NVDA>のほか、メモリー製造大手のマイクロン・テクノロジー<MU>などが4%高と値を飛ばし、市場センチメントを強気に傾けている。また、前日発表された半導体受託生産世界最大手のTSMC<TSM>の6月売上高が前年同月比33%増と好調だったこともポジティブ材料視されている。この流れを受け、東京市場でも半導体主力株に上値を見込んだ買いが流入している。そのなか東エレクは日経平均構成比率で、ファーストリテイリング<9983>に次ぐ2位に位置するなど指数への影響度が大きく、ここ最近の日経平均急騰の原動力として存在感を放っている。
■SHIFT <3697> 11,255円 -4,000 円 (-26.2%) ストップ安 本日終値 東証プライム 下落率トップ
SHIFT<3697>は急落。10日取引終了後に発表した23年9月~24年5月期連結決算は売上高が前年同期比28.1%増の811億4300万円、純利益が同17.2%減の32億9500万円だった。通期で増益を見込んでいるだけに失望売りを招いたようだ。主力のソフトウェアテスト関連サービスは好調。一方、システム開発などを手掛けるソフトウェア開発関連サービスで、順調な採用に対して相対的に案件獲得が遅延し、稼働率が低下したことが全体の利益に響いた。また、積極的なM&Aの推進に伴うアドバイザリー費用などの一過性コストも重荷となった。
■ベルク <9974> 6,360円 -980 円 (-13.4%) 本日終値 東証プライム 下落率2位
ベルク<9974>は大幅安。10日取引終了後に発表した3~5月期連結決算は売上高が前年同期比12.7%増の934億5600万円、営業利益が同11.3%減の37億3100万円だった。通期で増収増益を見込んでいることから、第1四半期時点での減益が嫌気され売られている。売上高については徹底的な価格強化が顧客の支持を得て堅調に推移。一方、利益面では商品調達価格や賃金の上昇に伴うコスト増が響いた。
■ダイドーリミテッド <3205> 1,023円 -104 円 (-9.2%) 本日終値
ダイドーリミテッド<3205>が急反落した。10日の取引終了後、6月の株主総会での承認を経て就任した中山俊彦取締役が、7月9日付で辞任したと発表した。中山氏はアクティビスト(物言う株主)とされるストラテジックキャピタルが今回の株主総会において取締役選任を提案した候補者の1人。選任の承認から、わずかの期間での辞任となったことを受け、アクティビストからの働きかけによる企業価値の向上シナリオに不透明感が高まったと受け止められ、売りを促す要因となったようだ。本人から一身上の都合による辞任の申し出を受けたという。
■吉野家ホールディングス <9861> 2,854円 -270 円 (-8.6%) 本日終値 東証プライム 下落率3位
吉野家ホールディングス<9861>が反落。10日取引終了後に発表した3~5月期連結決算は売上高が前年同期比7.4%増の475億4200万円、営業利益が同38.6%減の8億8000万円だった。減益を嫌気した売りが出た。商品や販売施策が奏功したことで売上高は増加、一方、賃上げなど人件費を中心としたコスト上昇により利益は押し下げられた。通期の増収減益見通しに変更はない。
株探ニュース