三機工業---計測ロボットの現場導入で得た技術ノウハウを応用し、多用途展開に着手
三機工業<1961>は4日、建築設備工事向けに開発した自動風量計測ロボットの現場導入で得た技術ノウハウを応用し、多用途展開に着手したことを発表。
計測ロボットは、「自動走行ロボット(AMR)」、「通信・制御・計測ユニット」、「計測器」からなる。計測値は常時クラウドに転送・蓄積され、個々の計測ポイントの数値の解析、帳票作成まで自動処理される。設計者や現場管理者が同時に状況を把握することで設計施工の品質維持、向上に寄与する。この基本プラットフォームを応用した「クリーンルーム向けの清浄度計測ロボット」では、竣工後・引渡し前における清浄度計測を想定した検証を行い、発塵の影響がなく高精度な計測を実現した。
同社は、さらなる多用途展開に向け、ロボットの基本プラットフォームの再整備と改良を進め、「照度」や「騒音」などの計測機能を追加し、さらなる業務の合理化、生産性および品質の向上を図る。
《SI》
提供:フィスコ