【特集】個人投資家・有限亭玉介:グロース株がやや復調!個人がやっと勝てる?今筆者が選ぶ好調期待株【FISCOソーシャルレポーター
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
-----------
※2024年7月1日14時に執筆
日経平均が好転したかと思いきや、すぐに利益確定売りを浴びるような方向性に欠ける展開となっておりますねぇ。投資家のフラストレーションが溜まっているところに、グロース銘柄が底値圏で物色されているようです。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
6月26日の日経平均は75日線を上回り、チャートの保ち合いさえも上抜けて参りましたな。この勢いが続いて欲しいと願ってみても、まだイマイチ上値が重い様子。日経平均4万円を目前に、長い足踏みが続いております。
市場に不安感が広まると、様子見で買い控えをする投資家が増え、少しの上昇ですぐに利益確定しようとする動きが活発になりますから、上昇トレンドを形成するのが難しいもんです。残念ながら6月中は日経平均4万円台に戻す事はできませんでしたが、心理的なボーダーである4万円を突破できれば相場も徐々に好転していくと思われます。
外部環境を見ますと、米国相場や米金利に左右される相場は今後も続くでしょう。注目の米大統領選につきましては、6月27日の討論会を終えた段階でトランプ氏が優勢という論調のメディアが散見されます。加えて、欧州議会選挙での極右政党の台頭や中国経済の先行き不安、東アジアの地政学リスクも投資家に嫌気されているようです。
悪材料を書き出せばキリがないですが、さすがにグロース株は売られ過ぎた為か買い戻す動きも出てきました。機関投資家に買われやすい大型株と比較すれば、浮動株の少ない小型グロース株は外部環境に左右されにくく個人投資家としてはチェックしておきたいもんですな。今回は昨今の世相のテーマに合わせた底強い銘柄をご紹介して参ります。
さて、まずはインバウンド関連から藤田観光<9722>です。増え続ける日本のインバウンド数と比例するように、同社の株価も上がっておりますな。シンガポールの投資ファンドである3Dインベストメント・パートナーズが同社株の大量保有への動いていると伝わっており、その思惑買いでも株価を刺激しているようです。
富士急ハイランドで知られる富士急行<9010>もインバウンド関連としてチェックしております。チャート(日足)は長らく下落トレンドでしたが、直近で底値から反発を確認しました。
モルガン・スタンレーMUFG証券が同社の投資判断を新規に「オーバーウェイト」、目標株価を5400円に設定した事も好感されたようです。
AI関連からはオンライン本人認証サービスを手掛けるELEMENTS<5246>です。6月25日には同社の「LIQUID eKYC」でWebブラウザからマイナンバーカードのICチップで本人認証ができるサービスを発表すると動意しました。7月12日の決算発表も注視です。
5月10日の決算発表後に動意したプレイド<4165>は、その後も下値を切り上げて上昇トレンドを形成しております。地方自治体向けにWebアンケート調査・分析サービスを提供する同社は、AI関連としても頭角を現すか監視です。
半導体関連として思惑のあるザインエレクトロニクス<6769>は、エッジAIカメラソリューションに強みを持っております。6月にはAIサーバーなどエヌビディア製GPUを搭載するデーターサーバー事業を展開する子会社を設立したと発表し好感されました。
最後はふるさと納税関連からチェンジHD<3962>です。総務省が利用者に対してポイントを付与する、ふるさと納税仲介サイトを通じて自治体が寄付を募る事を来年10月から禁止する方針が報じられると、ポイント付与を軸とした寄付募集のプロモーションは行っていない同社が物色された模様。業績も好調でトレンド転換できるか注視したいです。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
----
執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《TY》
提供:フィスコ