ディーエムソリュ Research Memo(10):2024年3月期に1株当たり12.0円の初配当を実施
■株主還元策
1. 配当方針
ディーエムソリューションズ<6549>は、株主に対する利益還元を重要な経営課題であると認識している。一方で、同社は未だ成長過程にあることから、内部留保資金を充実させ経営基盤の安定を図るとともに、事業拡大のための成長投資によって、より一層の企業価値向上を図ることが、株主に対する最大の利益還元につながると考え、これまで配当を実施してこなかった。しかしながら、同社の業績は堅調に推移しており、これまで通り企業価値の向上を目指した成長投資を積極的に行いつつも内部留保を確保し、かつ株主への安定的、継続的な利益還元を実施していくことは可能と判断し、同社初となる剰余金の配当を実施することとした。剰余金の配当を安定的かつ継続的に実施していくことを配当の基本方針としているが、今後業績が拡大すれば配当性向を引き上げることも当然俎上に乗るだろう。2024年3月期の期末配当については1株当たり12.0円の初配当を実施した。2025年3月期の配当については1株当たり15.0円を予定している。
初配当に加え、株主優待も強化
2. 株主優待
同社はこれまでも株主優待を実行してきたが、初配当に加えて株主優待制度を拡充、年1回だった優待品の贈呈を年2回に拡大、1区分であった配布区分を2区分へと増やすこととした。これにより毎年2回、3月末日現在(期末基準日)及び9月末日現在(中間基準日)の株主名簿に記録された株主のうち、2単元(200株)以上の株式を保有しかつ1年以上継続保有している株主を対象として、期末基準日において保有株式数200株以上600株未満の株主に「BeeMe」で取り扱っている1個4,000?5,000円相当(時価による変動あり)のマヌカハニー1瓶を、600株以上の株主にはマヌカハニー2瓶を贈呈、中間基準日において保有株式数200株以上600株未満の株主にクオカード3,000円分を、600株以上の株主にはクオカード6,000円分を贈呈する予定となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
《SO》
提供:フィスコ