兵機海運 Research Memo(11):2024年3月期は配当金130円と過去最高
■株主還元策
兵機海運<9362>は株主還元策として配当を実施している。配当の基本方針として、業績及び今後の事業展開を勘案した安定的かつ積極的な配当を行うことを掲げている。具体的には、安定配当を基本とし、EPS(1株当たり当期純利益)が100円を上回る場合は、配当性向30%以上または1株当たり配当金50円のいずれか高い基準で配当施策を進める考えである。
従来は安定配当として、1株当たりの年間配当金は50円を続けていたが、2022年3月期の92円(配当性向30.1%)への大幅増配を皮切りに増配傾向を辿り、2024年3月期の1株当たり配当金は前期比プラス15円の130円(同30.2%)と2023年3月期に続き過去最高を更新した。期初(2023年5月)の配当予想を比較するとプラス30円と大幅な増配となった。2025年3月期に関しては、1株当たり配当107円(同30.3%)を予想している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
《SI》
提供:フィスコ