ソフトバンクGが逆行高、英アームの株価上昇を追い風に株式需給の改善効果も
ソフトバンクグループ<9984>は全般軟調地合いに抗して上昇、158円高の9827円まで上値を伸ばす場面があった。前日の米国株市場ではNYダウは反落したもののハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は続伸し、連日で史上最高値を更新した。米ハイテク株に積極投資を行い、ナスダック指数と株価連動性の高い同社株には追い風となっている。また、米株市場に上場する同社傘下の英半導体設計アーム<ARM>の株価がここ上昇トレンドを鮮明としていることもポジティブ視されている。足もとではメジャーSQ算出を控え、先物主導で日経225採用銘柄にはインデックス売り圧力が働いているが、日経平均寄与度の高い同社株は裁定解消売りをこなして頑強な値動きが目立つ。最近は信用売り残が増加傾向をたどる一方、買い残の整理が進捗しており、株式需給の改善効果もプラスに働いているもようだ。
出所:MINKABU PRESS
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