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話題株ピックアップ【夕刊】(1):クレセゾン、積水ハウス、アドテスト

■レジル <176A>  1,638円  +188 円 (+13.0%)  本日終値
 レジル<176A>が反発。光通信<9435>のグループ会社が5日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、レジル株の保有割合が5.10%と新たに5%を超えたことが判明。これを受けて、需給思惑的な買いが入った。保有目的は「純投資」としている。報告義務発生日は5月29日。

■日比谷総合設備 <1982>  3,390円  +175 円 (+5.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率7位
 日比谷総合設備<1982>は大幅高、一時200円高の3415円まで駆け上がり上場来高値を更新した。きょうはアドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置の主力株が値を飛ばしているが、これは株価を青空圏で躍進させる米画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>の影響が大きい。エヌビディアの株高の背景は業績の急拡大に尽きるが、その利益の源泉となっているのがデータセンター向けAI用半導体(GPU)で、圧倒的商品競争力を誇っている。半導体設備投資需要が喚起されるなか、先端製品を扱う日本の半導体製造装置関連メーカーの株価も強く刺激されているが、一方で「データセンター建設(増設)で必須となる空調設備に関する工事需要も今後大幅な伸びが期待できる」(ネット証券アナリスト)とする。東京市場ではこれを買いの根拠に日比谷設に継続的な実需買いが観測されている。同社の25年3月期は営業3%増益の59億円を予想しているが上振れの公算があり、投資指標面でもPER16倍にとどまっており依然として割高感に乏しい。株式需給面では買い残が枯れた状態で上値が軽い点も注目されているようだ。

■クレディセゾン <8253>  3,367円  +140 円 (+4.3%)  本日終値
 クレディセゾン<8253>が大幅高で3日ぶりに反発。SMBC日興証券が5日付で、投資評価を「2」から「1」とし、目標株価を2500円から4200円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。日銀の利上げを織り込んだ一方、ペイメント事業でカードサービス手数料の徴収や金利上昇に応じたリボ手数料の段階的引き上げといった収益拡大策を織り込んだほか、グローバル事業はインドを中心に拡大するとし、25年3月期の純利益予想を493億円から563億円へ、26年3月期純利益予想を509億円から608億円へ引き上げた。また、自社株買いによる資本効率の改善など、企業価値向上のメドとして掲げるPBR1倍達成に向け、株価を意識した経営の意識が高まっている点なども評価している。

■積水ハウス <1928>  3,670円  +148 円 (+4.2%)  本日終値
 積水ハウス<1928>が3日ぶり反発。午後1時ごろ、25年1月期連結業績予想について売上高を3兆3420億円から3兆8750億円(前期比24.7%増)へ、純利益を2030億円から2090億円(同3.3%増)へ上方修正すると発表。あわせて配当予想を増額しており買いを集めた。戸建住宅事業を手掛ける米企業の買収影響を精査したこと、米国事業の想定為替レートの見直しを実施したことが要因。配当予想は125円から129円(前期123円)に引き上げた。

■アドバンテスト <6857>  5,452円  +205 円 (+3.9%)  本日終値
 アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連が大きく水準を切り上げた。前日の米国株市場では長期金利低下を背景にハイテク株に物色の矛先が向き、半導体関連株への買いが顕著でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4.5%高と値を飛ばした。特に画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>が急騰し時価総額で3兆ドルを突破、アップル<AAPL>を抜き去りマイクロソフト<MSFT>に次ぐ第2位に浮上した。東京市場でもエヌビディアを顧客とするアドバンテストがこれに追随する動きとなっているほか、AI用半導体向け精密加工装置で需要取り込みが期待されるディスコなどが買い人気を集めている。

■ギフトホールディングス <9279>  3,035円  +88 円 (+3.0%)  本日終値
 ギフトホールディングス<9279>が反発。5日の取引終了後に発表した5月度の直営店売上速報で、既存店売上高が前年同月比5.2%増と増収基調が続いたことが好感された。前年に比べて休日が1日少なかったことに加えて、気候も5月下旬に東京都心で10日連続の夏日を観測するなど平年より気温は高い地域が多くなったが、繁華街立地の店舗を中心に、引き続き多数の利用客が来店したことが寄与した。なお、全店売上高は同18.7%増だった。

■ポート <7047>  2,296円  +66 円 (+3.0%)  本日終値
 ポート<7047>は反発。5日の取引終了後、人材領域で成長を牽引している人材紹介サービスについて、第1四半期から非常に好調なスタートとなっていると発表しており、好材料視された。企業の新卒採用意欲の本格的な回復や人材採用競争の激化など外部環境が良好な状況であることに加えて、就職活動が早期化・通年化されていくなかで、キャリアアドバイザーの増員が人材紹介成約件数の増加につながっているという。なお、25年3月期業績予想は、人材紹介売り上げの高い成長率が継続する前提で策定しているため、予想の修正はないとしている。

■東ソー <4042>  2,041円  +47.5 円 (+2.4%)  本日終値
 東ソー<4042>は反発。5日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、英投資ファンドのシルチェスター・インターナショナル・インベスターズの保有割合が5.06%と新たに5%を超えたことが判明。保有目的は、発行者に対して増配、自己株式の買い入れの頻度または総量、金庫株消却その他資本政策の変更を要求することがあるとしており、これを受けて思惑的な買いが入ったようだ。なお、報告義務発生日は6月4日。

■富士石油 <5017>  504円  +10 円 (+2.0%)  本日終値
 富士石油<5017>が動意。5日移動平均線を絡めたもみ合いから上放れる兆しをみせている。石油元売り中堅だが、上流開発から撤退し輸入原油を精製してガソリンなどを生産する石油精製専業。バリュー株物色の流れが強まるなか、PER5倍台でPBRは0.4倍台と解散価値の半値以下に放置されている。25年3月期は年12円配と24年3月期からは3円減配となるがこれは記念配の剥落によるもので、2.3%前後の配当利回りをキープしている。株価500円台と値ごろ感があり、低PBR是正に向けた株主還元強化の思惑も株高を後押しする。

■トヨタ自動車 <7203>  3,273円  +55 円 (+1.7%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>が4日ぶりに反発した。型式認証を巡る不正行為に伴い、3車種の車両生産を停止することとなった同社は5日の取引終了後、5月8日に公表した総額1兆円を上限とする自己株式の取得状況について開示した。同月9日から31日までの間、取得株式数はゼロとなり、同社が5月に自社株買いに踏み切らなかったことが明らかになった。今後の自社株の買い余力を意識させる方向に作用し、押し目買いを誘う要因となったようだ。取得期間は25年4月30日までとなっている。

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