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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):Welby、カラダノート、アスタリスク

Welby <日足> 「株探」多機能チャートより
■イオンモール <8905>  1,896.5円  -34.5 円 (-1.8%)  本日終値
 イオンモール<8905>が6日ぶりに反落。きょう付の日本経済新聞朝刊で「イオンが『イオンモール』の国内出店を取りやめる。予定していた案件を2025年度以降に先送りし、24年度の新規開業は26年ぶりにゼロとなる見通し」と報じられており、業績への影響を警戒した売りが出たようだ。記事によると、24年度は「イオンモール須坂」を春に開業予定だったが、25年秋に延期したほか、24年3月に着工した「同仙台雨宮」も開業は25年秋にずれ込むとしている。建設業界の人手不足や資材価格の高騰が要因としており、今期は既存施設の改装などに注力するもようだ。

■Welby <4438>  630円  +100 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値
 Welby<4438>がストップ高。この日、PHRソリューションの医療・健康データを活用した特定健康診査(メタボ健診)向上を目的とした「みなし健診」サービスに三菱電機健康保険組合が参画することが決定したと発表。これが手掛かりとなったようだ。みなし健診サービスは特定健康診査に該当する検査結果(診療情報)をかかりつけ医から入手することで、同検査を受診したこととするサービス。今後、自治体や共済組合への導入も働きかけていくという。

■カラダノート <4014>  640円  +100 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値
 カラダノート<4014>は急騰。5日の取引終了後、大和ハウス工業<1925>と住宅領域で業務提携したと発表。これが材料視された。家づくりをサポートするオンライン完結型サービス「かぞくのおうち」の全国展開を加速させていく。今後も提携社数を増やし、同サービスの対応エリアを拡充していく。

■アスタリスク <6522>  722円  +100 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値
 アスタリスク<6522>はストップ高。同社は5日、ホームページ上に5月度の月次受注実績を公表した。受注件数は前年同月比36.8%増と伸び率は4月の21.0%から加速したほか、受注金額は同2.0倍と高水準となっており、評価されたようだ。製造業界をはじめバーコードリーダーやRFID(無線自動識別)などの受注を獲得。小売・卸売業界向けの大口受注もあったという。

■ミガロホールディングス <5535>  3,850円  +430 円 (+12.6%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 ミガロホールディングス<5535>が大幅高で3日続伸。午前11時ごろ、子会社DXYZの顔認証プラットフォーム「FreeiD(フリード)」が、野村不動産(東京都新宿区)の賃貸マンションン「プラウドフラット清澄通り」に採用されることになったと発表しており、好材料視された。「プラウドフラット清澄通り」は、東京都江東区の豊かな緑と水に彩られたロケーションに立地する地上12階建て138戸のマンション。「FreeiD」は、一度の顔登録で、「入退」「本人確認」「決済」などの日々の暮らしのさまざまな行動を顔認証でつなぎ、多種多様な顔認証AIとの連携が可能な顔認証プラットフォームで、今回はエントランスやラウンジなど計5カ所に導入されるという。なお、野村不動産が開発するマンションへの「FreeiD」導入は同物件が初となる。

■アップガレージグループ <7134>  1,026円  +106 円 (+11.5%)  本日終値
 アップガレージグループ<7134>が大幅高で、年初来高値を更新した。同社は5日取引終了後、5月度の月次売上状況(速報)を公表。直営店の既存店売上高は前年同月比10.5%増となり、伸び率が前月の0.6%増から拡大していることが好感されたようだ。フランチャイズ(FC)店の既存店売上高は同9.5%増(4月は9.4%増)となった。直営店及びFC店で中古タイヤホイール、カスタムチューニング用品、ライダース用品を中心に販売及び買取が好調だった。

■jig.jp <5244>  308円  +23 円 (+8.1%)  本日終値
 jig.jp<5244>が急反発。この日、ライブ配信サービス「ふわっち」のアプリが米アップル<AAPL>のアップストアで表示されない事象が復旧したと発表。買い安心感が広がったようだ。この事象が発生したのは4日から。きょう6日午前7時20分にアップルから連絡があり、アップストアでの利用が復旧したという。同件を受け、株価は前日5日に一時ストップ安に売られていた。

■デコルテHD <7372>  424円  +24 円 (+6.0%)  本日終値
 デコルテ・ホールディングス<7372>が高い。5日取引終了後、5月度の月次業績(速報値)を発表。全社売上高が前年同月比4.8%増と8カ月ぶりにプラスに転じており、これが好感された。フォトウエディングサービスの撮影件数が好調だったことが寄与した。インバウンド需要の取り込みなどの集客施策を引き続き強化していくという。

■戸田工業 <4100>  2,017円  +94 円 (+4.9%)  本日終値
 戸田工業<4100>が大幅反発。きょう付の日本経済新聞朝刊で「戸田工業と鳥取大学は共同で、リチウムイオン電池の後継として期待されるナトリウムイオン電池について、レアメタル(希少金属)を使わない電極で動作させることに成功したと発表した」と報じられており、好材料視された。戸田工業が独自に開発した酸化鉄の一種である「ナトリウムフェライト」を負極と正極に使用したナトリウムイオン電池を構築したという。ナトリウムイオン電池は、資源が偏在することで供給不足と価格高騰のリスクが存在するリチウムイオン電池とは対照的に、ほぼ無尽蔵で安く入手できるナトリウムを用いるため資源と価格の面で有利な次世代蓄電池とされている。これまで、ナトリウムフェライトがナトリウムイオン電池の正極として機能することは報告されていたが、共同研究により負極に適用し、優れた充放電性能が得られることを世界で初めて発見したとしている。

■サツドラHD <3544>  902円  +41 円 (+4.8%)  本日終値
 サツドラホールディングス<3544>が大幅反発。5日の取引終了後、集計中の24年5月期連結業績について、売上高が従来予想の950億円から955億円(前の期比9.2%増)へ、営業利益が10億円から13億5000万円(同4.5倍)へ、純利益が3億円から4億円(同4.6倍)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。従来予想では、春節以降のインバウンド需要は落ち着くものと見ていたが、中国から道内への観光客の回復はまだ十分ではないものの、他のアジアの国々からの需要の高まりの継続などにより、足もとの業績が想定よりも堅調に推移していることが要因。また、電気代の単価が計画よりも下振れたことも寄与した。

●ストップ高銘柄
 ジィ・シィ企画 <4073>  1,052円  +150 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 新東 <5380>  2,190円  -500 円 (-18.6%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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