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東京株式(大引け)=298円安、長期金利上昇を嫌気し8割超の銘柄が下落

 29日の東京株式市場は主力株をはじめ幅広い銘柄に売りが広がり、日経平均株価は続落。後場は一段と値を崩し、一時300円を超える下げとなった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比298円50銭安の3万8556円87銭と続落。プライム市場の売買高概算は17億9926万株、売買代金概算は4兆3727億円。値上がり銘柄数は249、対して値下がり銘柄数は1371、変わらずは29銘柄だった。

 きょうの東京市場は朝方こそ先物主導で買いが優勢となり3万9000円台を回復したが、その後は急速に買い気がしぼむ格好となり、下値を探る展開に変わった。前日の米国株市場ではNYダウが下げたものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は続伸し史上最高値を更新、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も最高値をつけた。更に外国為替市場でドル高・円安に振れたことで、東京市場でも半導体関連などを中心にリスク選好の地合いが想定された。しかし、買い一巡後は手控えムードが急速に強まることに。国内長期金利が上昇傾向を強めたことから、PERやPBRの高いグロース(成長)株には向かい風が強く意識される展開となった。特に後場は引けにかけて見切り売りが目立つようになり、全体相場の下げを助長した。値下がり銘柄数は1300を上回り全体の83%を占めている。

 個別では、レーザーテック<6920>が下値を探り、ソシオネクスト<6526>も売られた。東京電力ホールディングス<9501>が大きく利食われ、トヨタ自動車<7203>、三菱重工業<7011>も軟調。TOWA<6315>が安く、ファーストリテイリング<9983>も値を下げた。レノバ<9519>が急落、京成電鉄<9009>の下げも目立つ。ブレインパッド<3655>も大きく下値を試す展開に。オープンドア<3926>、新日本科学<2395>、いちご<2337>なども大幅安。

 半面、売買代金首位となったディスコ<6146>が株価を大きく上昇させたほか、アドバンテスト<6857>も堅調。ソフトバンクグループ<9984>も活況高となった。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が頑強な値動きをみせた。三浦工業<6005>が値を飛ばし、北陸電気工事<1930>が大幅高、低位株ではリソー教育<4714>にも買いが集中した。SOMPOホールディングス<8630>が物色人気、九州フィナンシャルグループ<7180>も商いを伴い水準を切り上げた。

出所:MINKABU PRESS

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