話題株ピックアップ【夕刊】(3):ARM、ユトリ、アーレスティ
■アドバンRM <8769> 469円 +60 円 (+14.7%) 本日終値
アドバンテッジリスクマネジメント<8769>が急騰。前週末17日の取引終了後、取得総数100万株(自己株式を除く発行済み株式総数の5.88%)、取得総額6億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。更に、27年3月期に売上高を90億~95億円(24年3月期は69億9800万円)、営業利益を13億~16億円(同7億2500万円)に伸ばす目標を掲げており、ポジティブ視されたようだ。自社株の取得期間は5月20日から12月30日まで。取得した全株式を25年1月31日に消却する予定。
■yutori <5892> 2,686円 +311 円 (+13.1%) 一時ストップ高 本日終値
yutori<5892>は続伸歩調。同社はアパレルブランドの企画販売を手掛ける。昨年12月に東証グロース市場に新規上場した。今月14日に発表した25年3月期単独業績予想は売上高、営業利益とも前期比3割増で高成長トレンド継続を見込んだ。コロナ禍の緩和に伴う外出機会の増加が引き続き追い風となる見通しだ。これを好感した買いが続いている。なお、この日午前10時過ぎ、自社ブランド「9090(ナインティナインティ)」の実店舗を新たに2店舗オープン予定であることを明らかにした。
■アーレスティ <5852> 718円 +68 円 (+10.5%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位
アーレスティ<5852>は急伸。前週末17日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を1590億円(前期比0.5%増)、最終損益を前期赤字から一転20億円の黒字に浮上する見通しと発表。配当予想も前期比13円増の28円としており、これを好感した買いが膨らんだ。北米やインドを中心とした新規製品の立ち上げによる受注量増加を想定。主要顧客の日系自動車メーカーと、中国系EV(電気自動車)メーカーとの競争激化による減産影響を背景に前期に減損損失を計上しており、今期はその反動で損益が改善する見込み。同時に発表した24年3月期決算は売上高が1582億5400万円(前の期比12.3%増)、最終損益が76億9900万円の赤字(前の期8400万円の赤字)だった。
■ヤマシナ <5955> 84円 +6 円 (+7.7%) 本日終値
ヤマシナ<5955>が前週末に比べて19%超上昇する場面があった。同社はきょう、アトラスコプコ(東京都港区)とフロードリルスクリューに関して共同開発し、国内で特許申請と意匠申請を行ったと発表。これが材料視されたようだ。フロードリルスクリューは、アルミ板や高張力鋼板を接合する際に用いられるもので、一般的なねじやドリルねじとは異なり、相手材や接合する板には穴はなく、片方向から専用の機器を使用し、高回転で相手材を溶かし変形させながらねじ込み接合する技術。欧米では自動車産業を中心に用いられており、日本でも注目されている技術だという。
■じもとホールディングス <7161> 421円 +26 円 (+6.6%) 本日終値
じもとホールディングス<7161>が大幅高で3日ぶりに反発。きょう付の日本経済新聞朝刊で「金融庁が山形県地盤のきらやか銀行と仙台銀行を傘下に持つじもとホールディングス(HD)の議決権を63%握ることが明らかになった」と報じられており、好材料視された。記事によると、じもとHDは6月下旬に開く定時株主総会で公的資金注入に伴い発行した優先株の配当を見送る方針という。優先株は通常、配当を優先的に受け取る代わりに議決権がないが、無配となればその期間中、議決権が発生する契約条件になっている。記事の通りであれば、じもとHDは6月下旬にも事実上の国有化状態に置かれることになるが、これにより再建が進むとの期待感が買いにつながっているようだ。
■ティアンドエス <4055> 1,819円 +111 円 (+6.5%) 本日終値
ティアンドエス<4055>が3営業日ぶりに反発。同社は17日取引終了後、技術者の募集、採用、教育を通じてグループ内の人材活用を推進するための子会社を6月にも設立すると発表。今期後半から来期に向け、優秀なエンジニアを増員し、売り上げ及び利益の拡大を図るとしていることが買い手掛かりとなったようだ。
■ニーズウェル <3992> 826円 +49 円 (+6.3%) 本日終値
ニーズウェル<3992>が4日ぶりに反発。前週末17日の取引終了後、自治体ソリューションに強みを持つクラックスシステム(大阪市中央区)と業務提携契約を締結したと発表しており、これを好感した買いが入った。自治体向けDX支援ソリューションを推進するニーズウェルが自治体向けGISシステム開発に強みを持つクラックスシステムと協業することで、双方が持つ自治体向けソリューションを共有し、関東から関西まで幅広く互いの事業拡大を目指すのが狙い。なお、24年9月期業績への影響は軽微としている。
■リリカラ <9827> 709円 +25 円 (+3.7%) 本日終値
リリカラ<9827>が高い。ティーケーピー<3479>が前週末17日取引終了後、リリカラ株をTOBで取得し連結子会社化すると発表。TOB価格は1株650円。買い付け株数の上限は340万株で、下限は324万933株。買い付け期間は5月20日から6月14日まで。これによりTKPは現在保有する持ち分とあわせ、リリカラ株の過半数を握る見通し。リリカラの上場は維持する。なお、リリカラは同日、このTOBに対して賛同の意見を表明した。
■双葉電子工業 <6986> 520円 +17 円 (+3.4%) 本日終値
双葉電子工業<6986>が3日続伸。前週末17日の取引終了後、子会社双葉モバイルディスプレイが所有する固定資産を譲渡すると発表しており、好材料視された。双葉モバイルディスプレイの解散に伴い保有する不動産を譲渡するもの。なお、25年3月期に固定資産売却益を計上する予定だが、現在諸費用などを精査中としている。
■アピリッツ <4174> 1,172円 +34 円 (+3.0%) 本日終値
アピリッツ<4174>が反発。前週末17日の取引終了後、自社株10万38株(発行済み株数の2.37%)を5月31日付で消却すると発表しており、好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は412万6662株となる。
●ストップ高銘柄
Laboro.AI <5586> 1,435円 +300 円 (+26.4%) ストップ高 本日終値
データセクション <3905> 1,915円 +400 円 (+26.4%) ストップ高 本日終値
ヤマト・インダストリー <7886> 1,954円 +400 円 (+25.7%) ストップ高 本日終値
ビジネスコーチ <9562> 1,505円 +300 円 (+24.9%) ストップ高 本日終値
Kudan <4425> 2,627円 +500 円 (+23.5%) ストップ高 本日終値
など、14銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
アドバンテッジリスクマネジメント<8769>が急騰。前週末17日の取引終了後、取得総数100万株(自己株式を除く発行済み株式総数の5.88%)、取得総額6億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。更に、27年3月期に売上高を90億~95億円(24年3月期は69億9800万円)、営業利益を13億~16億円(同7億2500万円)に伸ばす目標を掲げており、ポジティブ視されたようだ。自社株の取得期間は5月20日から12月30日まで。取得した全株式を25年1月31日に消却する予定。
■yutori <5892> 2,686円 +311 円 (+13.1%) 一時ストップ高 本日終値
yutori<5892>は続伸歩調。同社はアパレルブランドの企画販売を手掛ける。昨年12月に東証グロース市場に新規上場した。今月14日に発表した25年3月期単独業績予想は売上高、営業利益とも前期比3割増で高成長トレンド継続を見込んだ。コロナ禍の緩和に伴う外出機会の増加が引き続き追い風となる見通しだ。これを好感した買いが続いている。なお、この日午前10時過ぎ、自社ブランド「9090(ナインティナインティ)」の実店舗を新たに2店舗オープン予定であることを明らかにした。
■アーレスティ <5852> 718円 +68 円 (+10.5%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位
アーレスティ<5852>は急伸。前週末17日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を1590億円(前期比0.5%増)、最終損益を前期赤字から一転20億円の黒字に浮上する見通しと発表。配当予想も前期比13円増の28円としており、これを好感した買いが膨らんだ。北米やインドを中心とした新規製品の立ち上げによる受注量増加を想定。主要顧客の日系自動車メーカーと、中国系EV(電気自動車)メーカーとの競争激化による減産影響を背景に前期に減損損失を計上しており、今期はその反動で損益が改善する見込み。同時に発表した24年3月期決算は売上高が1582億5400万円(前の期比12.3%増)、最終損益が76億9900万円の赤字(前の期8400万円の赤字)だった。
■ヤマシナ <5955> 84円 +6 円 (+7.7%) 本日終値
ヤマシナ<5955>が前週末に比べて19%超上昇する場面があった。同社はきょう、アトラスコプコ(東京都港区)とフロードリルスクリューに関して共同開発し、国内で特許申請と意匠申請を行ったと発表。これが材料視されたようだ。フロードリルスクリューは、アルミ板や高張力鋼板を接合する際に用いられるもので、一般的なねじやドリルねじとは異なり、相手材や接合する板には穴はなく、片方向から専用の機器を使用し、高回転で相手材を溶かし変形させながらねじ込み接合する技術。欧米では自動車産業を中心に用いられており、日本でも注目されている技術だという。
■じもとホールディングス <7161> 421円 +26 円 (+6.6%) 本日終値
じもとホールディングス<7161>が大幅高で3日ぶりに反発。きょう付の日本経済新聞朝刊で「金融庁が山形県地盤のきらやか銀行と仙台銀行を傘下に持つじもとホールディングス(HD)の議決権を63%握ることが明らかになった」と報じられており、好材料視された。記事によると、じもとHDは6月下旬に開く定時株主総会で公的資金注入に伴い発行した優先株の配当を見送る方針という。優先株は通常、配当を優先的に受け取る代わりに議決権がないが、無配となればその期間中、議決権が発生する契約条件になっている。記事の通りであれば、じもとHDは6月下旬にも事実上の国有化状態に置かれることになるが、これにより再建が進むとの期待感が買いにつながっているようだ。
■ティアンドエス <4055> 1,819円 +111 円 (+6.5%) 本日終値
ティアンドエス<4055>が3営業日ぶりに反発。同社は17日取引終了後、技術者の募集、採用、教育を通じてグループ内の人材活用を推進するための子会社を6月にも設立すると発表。今期後半から来期に向け、優秀なエンジニアを増員し、売り上げ及び利益の拡大を図るとしていることが買い手掛かりとなったようだ。
■ニーズウェル <3992> 826円 +49 円 (+6.3%) 本日終値
ニーズウェル<3992>が4日ぶりに反発。前週末17日の取引終了後、自治体ソリューションに強みを持つクラックスシステム(大阪市中央区)と業務提携契約を締結したと発表しており、これを好感した買いが入った。自治体向けDX支援ソリューションを推進するニーズウェルが自治体向けGISシステム開発に強みを持つクラックスシステムと協業することで、双方が持つ自治体向けソリューションを共有し、関東から関西まで幅広く互いの事業拡大を目指すのが狙い。なお、24年9月期業績への影響は軽微としている。
■リリカラ <9827> 709円 +25 円 (+3.7%) 本日終値
リリカラ<9827>が高い。ティーケーピー<3479>が前週末17日取引終了後、リリカラ株をTOBで取得し連結子会社化すると発表。TOB価格は1株650円。買い付け株数の上限は340万株で、下限は324万933株。買い付け期間は5月20日から6月14日まで。これによりTKPは現在保有する持ち分とあわせ、リリカラ株の過半数を握る見通し。リリカラの上場は維持する。なお、リリカラは同日、このTOBに対して賛同の意見を表明した。
■双葉電子工業 <6986> 520円 +17 円 (+3.4%) 本日終値
双葉電子工業<6986>が3日続伸。前週末17日の取引終了後、子会社双葉モバイルディスプレイが所有する固定資産を譲渡すると発表しており、好材料視された。双葉モバイルディスプレイの解散に伴い保有する不動産を譲渡するもの。なお、25年3月期に固定資産売却益を計上する予定だが、現在諸費用などを精査中としている。
■アピリッツ <4174> 1,172円 +34 円 (+3.0%) 本日終値
アピリッツ<4174>が反発。前週末17日の取引終了後、自社株10万38株(発行済み株数の2.37%)を5月31日付で消却すると発表しており、好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は412万6662株となる。
●ストップ高銘柄
Laboro.AI <5586> 1,435円 +300 円 (+26.4%) ストップ高 本日終値
データセクション <3905> 1,915円 +400 円 (+26.4%) ストップ高 本日終値
ヤマト・インダストリー <7886> 1,954円 +400 円 (+25.7%) ストップ高 本日終値
ビジネスコーチ <9562> 1,505円 +300 円 (+24.9%) ストップ高 本日終値
Kudan <4425> 2,627円 +500 円 (+23.5%) ストップ高 本日終値
など、14銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース