三機工業---24年3月期は2ケタ増収・大幅な増益、建築設備事業・環境システム事業・不動産事業の売上高・利益が増加
三機工業<1961>は10日、2024年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比16.3%増の2,219.20億円、営業利益が同114.2%増の115.86億円、経常利益が同104.1%増の127.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同88.4%増の89.51億円となった。
建築設備事業の受注高は前年同期比5.8%減の1,836.06億円、売上高は同17.2%増の1,825.45億円、セグメント利益は同116.0%増の118.76億円となった。受注高は減少したが、売上高は前期からの繰越工事が順調に進捗したこと等により増加した。セグメント利益は、増収及び工事採算性が全体として改善したこと等により増加した。
機械システム事業の受注高は前年同期比3.5%減の112.42億円、売上高は同38.3%増の105.91億円、セグメント損失は9.46億円(前年同期は10.55億円の損失)となった。売上高は、前期からの繰越工事が進捗したこと等により増加した。セグメント損失は増収により改善したものの、採算性は低調となった。
環境システム事業の受注高は前年同期比77.5%増の353.83億円、売上高は同4.8%増の264.15億円、セグメント利益は同21.6%増の9.79億円となった。受注高は、大型の廃棄物処理施設を受注したことにより増加した。売上高、セグメント利益については、増収増益となった。
不動産事業の受注高は前年同期比0.5%増の24.82億円、売上高は同0.5%増の24.82億円、セグメント利益は同19.6%増の8.66億円となった。テナント賃貸収入が増加し、修繕工事が減少したこと等により、増収増益となった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.4%増の2,250.00億円、営業利益が7.9%増の125.00億円、経常利益が同2.0%増の130.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.7%減の88.00億円を見込んでいる。
《SO》
提供:フィスコ