上新電機---24年3月期は中期経営計画「JT-2025経営計画」の達成に向けて推進
上新電機<8173>は7日、2024年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比1.2%減の4,036.92億円、営業利益が同0.6%増の83.64億円、経常利益が同0.8%減の82.51億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.6%減の48.91億円となった。
2023年3月期決算発表時に公表した、今年度を初年度とする3カ年の中期経営計画「JT-2025経営計画」に同社グループ一丸となって取り組んでいる。この計画は、同社グループが目指す、2030年にあるべき姿「地域社会の成長を支え、人と環境の未来に貢献する企業」へと進化すべく、バックキャストの思考で2025年度を通過点とし、顧客の課題解決、役立ち実現による顧客生涯価値の創出を目指した計画となっている。この計画に基づく各種目標達成に向け、より具体的な戦略を立案、実行し、同社グループ一丸となって着実に計画を遂行していくとしている。店舗展開については、引き続き店舗力の強化と投資効率の改善を目指す、適切なスクラップアンドビルドの方針のもと、太田イオンモール店(群馬県)を含む2店舗の出店を行うとともに4店舗を撤収した結果、当期末の直営店舗数は214店舗となった。
販売チャネル別の売上高について、店頭販売の売上高は前年同期比1.3%増の3,314.18億円、インターネット販売の売上高は同14.5%減の646.18億円、その他の売上高は同33.5%増の76.56億円となった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.6%増の4,100.00億円、営業利益が同7.6%増の90.00億円、経常利益が同9.1%増の90.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同22.7%増の60.00億円を見込んでいる。
《SI》
提供:フィスコ