CACHD Research Memo(7):2024年12月期からグループの重要な経営指標に調整後EBITDAを採択
■今後の見通し
CAC Holdings<4725>では2024年12月期よりグループの重要な経営指標の1つとして、事業から創出するキャッシュの実力を示す「調整後EBITDA」を採択することとした。連結業績予想は「売上高」と「調整後EBITDA」を開示、参考値として「営業利益」と「親会社株主に帰属する当期純利益」を開示している。上記に基づく同社の2024年12月期の連結業績予想は、売上高が前期比1.9%増の51,500百万円、調整後EBITDAが同8.6%増の4,500百万円、参考値として営業利益が同5.2%増の3,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.1%増の2,500百万円としている。なお、調整後EBITDAは、営業利益にキャッシュの変動を伴わない減価償却費、のれん償却費、株式報酬費用を足して算出している。なお、営業利益よりも調整後EBITDAの伸び率が高くなっているのは、減価償却費や株式報酬の費用増加を見込んでいるためである。
また、セグメント別では、国内IT事業の売上高が前期比1.7%増の36,500百万円、調整後EBITDAが同2.2%増の3,800百万円、海外IT事業の売上高が同2.5%増の15,000百万円、調整後EBITDAが同15.7%増の2,000百万円を見込んでいる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)
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提供:フィスコ