貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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8802 三菱地所

東証P
2,108.0円
前日比
-18.0
-0.85%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
15.2 1.06 2.04 13.46
時価総額 26,799億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 「100年株」で究極の長期投資を!


「『100年株』で究極の長期投資を!」

●驚きのミニ暴落に見舞われた東京市場

 1月から3月下旬にかけてあれほど素晴らしい動きだった東京市場が、なぜ、これほど下げなくてはならないのか。いろいろ気掛かり材料はあるものの、日経平均株価が19日のように一時的とはいえ1340円以上も下げることになるのか。1340円もの下げ幅はミニ暴落ではないか。だが、この下げをもたらす切っ掛けとなった要因は、はっきりしている。以下の5つだ。

 (1)イランがイスラエルに無人機、ミサイルなどで反撃した。
 (2)パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が4月16日、「インフレは昨年末に速いペースで鈍化したが、その後は改善が見られない。金融当局としてはインフレ率が2%の物価目標に向かっているという確信を得られないため、利下げ実施には長い時間がかかる可能性が高い」と語った。
 (3)18日にはニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が「利下げを急ぐ必要はない。インフレ目標達成のためには利上げもあり得る」と発言した。
 (4)台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>が18日発表した第2四半期業績は大幅増収だったものの、今年の半導体市場の成長見通しを下方修正した。
 (5)イスラエルがイランを報復攻撃したとの報道があった。

 これらが相次いだことで、東京市場は驚きの急落になってしまったが、それにしてもマーケットは神経質だ。5つ目の下落要因は、当初「イランで爆発音がした」との報道だったが、それで株価は下がり始め、そして時間が経つにつれて株安は加速した。

 イスラエルが攻撃したとはっきりしたわけでも、爆発がどの程度のものなのかも判明しない状態で、株価は下げ幅を拡大したのだ。特に下げがキツかったのは、ご承知のように半導体関連株だ。

 タツモ <6266> [東証P]やTOWA <6315> [東証P]、日本マイクロニクス <6871> [東証P]、ローツェ <6323> [東証P]、SCREENホールディングス <7735> [東証P]、野村マイクロ・サイエンス <6254> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]、SUMCO <3436> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]、ディスコ <6146> [東証P]、KOKUSAI ELECTRIC <6525> [東証P]、トリケミカル研究所 <4369> [東証P]、ソシオネクスト <6526> [東証P]などが下落率ランキングの上位を占めてしまった。

 東京市場の牽引役を努めてきた銘柄群が、こんな動きになった場合は近寄りがたい。1~2日の下落率が5%以内なら戻りは早いのだが、それ以上になると回復に手間取るからだ。そのため、投資対象を切り換えた方がよく、私なら頭を180度切り替えて投資対象を考える。

●時とともに育つ大樹銘柄をリレー保有

 それはなにか。「100年株」への投資だ。「100年株」とは、投資したら100年間所有し続ける銘柄のことだ。何を言っているのだ、これから100年も生きることなんてあり得ないじゃないか――こう思われることだろう。

 確かに、その通りだ。しかし、個人経営の会社ならそれは可能だ。また、個人であれば親子3代、5代、10代と所有し続ける。こうすればよい。要するにバトンタッチ方式で超長期にわたって保有し続けることで、100株投資でも驚異的な株価に育つことを狙うのだ。会社は10年ももたないなどという俗説がある。しかし、実際の上場企業は、戦後間もない頃に創業されたあと、いまも存在するだけでなく発展し、株価もほとんどが大化けしている。5年~10年程度では必ずしも発展拡大するとはいえず、株価も大化けはしないだろう。

 しかし、100年となると、ごく例外を除きほとんどの企業が発展し、株価も驚異的に上昇していると考えてよい。では、どんな銘柄に投資すればよいのか。私が前々からマークしている銘柄の中から、2銘柄を紹介させていただこう。

 JR東日本 <9020> [東証P]と三菱地所 <8802> [東証P]になる。注目する根拠はシンプルだ。JR東日本は日本列島を巡る鉄道網の起点となる東京駅を所有し、三菱地所はその目の前に多数のビルを所有している。これらは日本の発展とともに今後も100年といわず、300年くらいは優に発展し続けるだろう。そうなると、どうなるか。株価は上がり続け、今の価格からすればどれだけの水準になるのか予想できないほど高値となる。どちらか一方でも、あるいは両方に100株ずつ投資しておくだけで、あなたの子孫はとんでもないお金持ちになることだろう。

 以上、私の「100年株」投資法。そんなに簡単に行くはずがない。とても信じられない。疑わしく思われる方は、いまは私を信じていただくしかない。もし、私の提言が間違っていたら、ぜひ100年後(10日後ではなく100年後です)に文句を言っていただきたい。

2024年4月19日 記

株探ニュース

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