フルサト・マルカHD Research Memo(6):財務の健全性は良好を維持
■フルサト・マルカホールディングス<7128>の業績動向
3. 財務の状況
財務面で見ると、2023年12月期末の資産合計は前期末比2,572百万円減少して120,342百万円となった。電子記録債権が同2,319百万円増加、投資有価証券が同1,142百万円増加した一方で、現金及び預金が同3,898百万円減少、受取手形及び売掛金が同2,720百万円減少した。現金及び預金の減少は自己株式取得、物流センター新設、M&Aによるものである。負債合計は同3,152百万円減少して47,623百万円となった。主に電子記録債務が同1,198百万円増加、繰延税金負債が同453百万円増加した一方で、支払手形及び買掛金が同2,473百万円減少、契約負債が同1,971百万円減少した。有利子負債(長短借入金合計)残高は同331百万円増加して1,394百万円となった。純資産合計は同580百万円増加して72,719百万円となった。資本剰余金が同965百万円減少、自己株式(減算)が同1,424百万円減少した一方で、利益剰余金が同1,810百万円増加、その他有価証券評価差額金が同747百万円増加した。この結果、自己資本比率は同1.7ポイント上昇して59.7%となった。特に課題は見当たらず、財務面の健全性は良好を維持していると弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《SI》
提供:フィスコ