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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドル買い材料乏しく円安けん制に警戒も


9日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測は後退も、ドル買い材料は乏しく上値は重くなる見通し。また、日本政府の円安けん制で、過度な円売りは抑制されるだろう。

前日発表された米新規失業保険申請件数は予想よりも強い内容となり、早期利下げへの思惑は後退。米10年債利回りは底堅く推移し、ドル買いに振れやすい地合いに。ユーロ・ドルは1.0740ドル台に下げ、ドル・円は149円台半ばに浮上。本日アジア市場で米金利は下げ渋り、ドル買い地合いが続く。一方、植田日銀総裁は緩和的な政策の継続を示唆したが、鈴木財務相は円安をけん制し、過度な円売りは抑制された。

この後の海外市場は手がかりが乏しく、米金利にらみの展開。FRBの利下げ時期に関する見解はまちまちだが、今晩は材料難のため一段のドル買いは入りづらい。来週の消費者物価指数(CPI)が注目されるなか3%を割り込むとの予想でインフレ抑止が意識され、金利安に振れればドル売り先行の見通し。他方、日銀の緩和的な政策運営が見込まれるものの、ドル・円は日本政府の円安けん制ゾーンに入り上値は抑えられるとみる。

【今日の欧米市場の予定】
・22:30 カナダ・1月失業率(予想:5.9%、12月:5.8%)
・03:30 ローガン米ダラス連銀総裁質疑応答
・中国休場(春節、17日まで)

《CS》

 提供:フィスコ

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