日本色材が急反落、第3四半期累計営業利益は3.7倍も9~11月期では57%減
日本色材工業研究所<4920>が急反落している。11日の取引終了後に発表した第3四半期累計(3~11月)連結決算は、売上高110億5500万円(前年同期比30.6%増)、営業利益3億600万円(同3.7倍)と大幅増益となったものの、9~11月期では営業利益は同57.4%減となっており、足もとの業績悪化が警戒されているようだ。
国内外の化粧品需要が回復傾向にあり、国内・海外化粧品メーカー各社からの受注が増加してきていることが業績を牽引。受注増に伴いつくば工場第3期工事などで拡張した工場の稼働が向上したことも寄与した。ただ、足もとでは原材料や光熱費、各種経費などの価格上昇に加えて、特に国内での採用難による工数不足のため外注加工費がかさんでおり、これらが利益を圧迫した。
なお、24年2月期通期業績予想は、売上高148億3400万円(前期比26.1%増)、営業利益4億8200万円(同3.0倍)、純利益3億4800万円(同41.7%増)の従来見通しを据え置いている。
出所:MINKABU PRESS
国内外の化粧品需要が回復傾向にあり、国内・海外化粧品メーカー各社からの受注が増加してきていることが業績を牽引。受注増に伴いつくば工場第3期工事などで拡張した工場の稼働が向上したことも寄与した。ただ、足もとでは原材料や光熱費、各種経費などの価格上昇に加えて、特に国内での採用難による工数不足のため外注加工費がかさんでおり、これらが利益を圧迫した。
なお、24年2月期通期業績予想は、売上高148億3400万円(前期比26.1%増)、営業利益4億8200万円(同3.0倍)、純利益3億4800万円(同41.7%増)の従来見通しを据え置いている。
出所:MINKABU PRESS