外為サマリー:日経平均の大幅安を受け一時142円80銭台に伸び悩む
4日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=143円27銭前後と昨年12月29日の午後5時時点に比べて1円90銭弱のドル高・円安となっている。
3日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円29銭前後と前日に比べて1円30銭程度のドル高・円安で取引を終えた。米リッチモンド連銀のバーキン総裁が講演で追加利上げの可能性に言及したことなどから一時143円73銭まで上伸した。
ただ、米労働省が3日に発表した11月の雇用動態調査(JOLTS)が米労働市場の需給緩和を示す内容となったことから一段とはドルを買いにくく、この日の東京市場のドル円相場は上昇一服。日経平均株価が大きく下落していることからリスク回避的なドル売り・円買いもみられるなか、午前9時10分過ぎには142円86銭まで伸び悩む場面があった。とはいえ、1日に発生した能登半島地震を受け、日銀が今月22~23日に開く金融政策決定会合で金融政策を修正する可能性が後退していることが円の重荷となっており、午前9時30分ごろには再び143円台を回復した。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0923ドル前後と昨年12月29日の午後5時時点に比べて0.0140ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=156円49銭前後と同4銭程度のユーロ高・円安で推移している。
出所:MINKABU PRESS
3日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円29銭前後と前日に比べて1円30銭程度のドル高・円安で取引を終えた。米リッチモンド連銀のバーキン総裁が講演で追加利上げの可能性に言及したことなどから一時143円73銭まで上伸した。
ただ、米労働省が3日に発表した11月の雇用動態調査(JOLTS)が米労働市場の需給緩和を示す内容となったことから一段とはドルを買いにくく、この日の東京市場のドル円相場は上昇一服。日経平均株価が大きく下落していることからリスク回避的なドル売り・円買いもみられるなか、午前9時10分過ぎには142円86銭まで伸び悩む場面があった。とはいえ、1日に発生した能登半島地震を受け、日銀が今月22~23日に開く金融政策決定会合で金融政策を修正する可能性が後退していることが円の重荷となっており、午前9時30分ごろには再び143円台を回復した。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0923ドル前後と昨年12月29日の午後5時時点に比べて0.0140ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=156円49銭前後と同4銭程度のユーロ高・円安で推移している。
出所:MINKABU PRESS