日経平均VIは小幅に上昇、株価堅調だが警戒感は緩まず
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+0.05(上昇率0.30%)の16.82と小幅に上昇している。なお、今日ここまでの高値は17.17、安値は16.22。
昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。一方、年末休暇となる投資家も多く、市場参加者が少ない中、少しのきっかけや仕掛け的な売買で株価が変動しやすくなっているとの指摘があり、市場の警戒要因となっている。こうした市場心理を背景に、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは継続し、日経VIは取引開始後に上昇に転じた後は概ね昨日の水準を小幅に上回って推移している。
《SK》
提供:フィスコ