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明日の為替相場見通し=ドル売り基調継続もクリスマス前で見送りムード

 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、やや軟調な地合いが継続しそうだ。予想レンジは1ドル=142円60~143円60銭。

 20日は英国のインフレ鈍化を受けて英国やドイツの債券価格に上昇(金利に低下)圧力が掛かり、米債利回りも押し下げられた。イングランド中央銀行(BOE)や欧州中央銀行(ECB)、更には米連邦準備制度理事会(FRB)の来年の利下げ観測が広がるなかにあって、日銀はマイナス金利政策の解除への思惑がくすぶる構図に変化はなく、日米金利差縮小を見込んだドル売り・円買いが進む余地が残っている。半面、欧米ではクリスマス休暇入りする投資家が増えているとみられている。見送りムードが徐々に強まり、ドル円相場も次第に動意薄の商状となるとみられている。

 海外では米7~9月期の実質国内総生産(GDP)の確報値が公表される予定。加えて、米新規失業保険申請件数(前週分)や、米12月フィラデルフィア連銀景況指数、米11月景気先行指数が発表される。また、レーンECBチーフエコノミストがアイルランド中銀主催のイベントに傘下するほか、米5年インフレ連動債(TIPS)入札も控えている。


出所:MINKABU PRESS

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