明豊ファシリ Research Memo(8):自己資本比率は70%前後の水準で推移。無借金経営で財務内容は良好
■業績動向
3. 財務状況と経営指標
明豊ファシリティワークス<1717>の2024年3月期第2四半期の財務状況を見ると、資産合計は前期末比315百万円減少の6,305百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が186百万円減少したほか、受取手形、売掛金及び契約資産が170百万円減少した。固定資産では、無形固定資産が32百万円増加した。
負債合計は前期末比384百万円減少の1,612百万円となった。流動負債において賞与引当金が211百万円減少したほか、未払法人税等が140百万円、株式給付引当金が30百万円減少した。純資産は同68百万円増加の4,692百万円となった。配当金379百万円を支出した一方で、四半期純利益402百万円を計上したほか自己株式が38百万円減少(増加要因)したことによる。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率は74.2%と高水準を維持しており、有利子負債もないことから財務内容は健全な状態にあると判断できる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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提供:フィスコ