<注目銘柄>=ワッツ、既存店売上高回復で反騰攻勢へ
ワッツ<2735>に反騰攻勢の素地が整いつつある。同社は100円ショップ大手。円安は仕入れコスト負担の増加を通じて収益圧迫要因となっていたが、ここに来てドル円相場は急速に円高が進行。円の先安観が薄れつつある。更に、11月の既存店売上高は2カ月連続で前年同月を上回り、月次の業績に底入れの兆しがみられるようになった。
24年8月期の売上高は前期比0.4%減の591億円、経常利益は同38.3%減の4億円を計画。100円ショップは40店の純増としつつ、セルフレジなどの投資や不採算店舗の退店費用を業績予想に織り込む。経常減益予想ながら100円以外の価格帯となる高額商品の取り扱いを拡大し、収益の底上げを図る構え。中期的には海外事業の拡大を通じた成長も期待できる。
スタンダード銘柄でPBR(株価純資産倍率)は足もと0.66倍と低水準。株価は11月に安値529円をつけた後に戻りを試す動きとなっている。教員の世界から、義父がトップを務めていたワッツに転じ、リーダーシップを発揮する平岡史生社長の経営手腕とともに、低PBRの是正に向けた新たなアクションなども注視されそうだ。(碧)
出所:MINKABU PRESS
24年8月期の売上高は前期比0.4%減の591億円、経常利益は同38.3%減の4億円を計画。100円ショップは40店の純増としつつ、セルフレジなどの投資や不採算店舗の退店費用を業績予想に織り込む。経常減益予想ながら100円以外の価格帯となる高額商品の取り扱いを拡大し、収益の底上げを図る構え。中期的には海外事業の拡大を通じた成長も期待できる。
スタンダード銘柄でPBR(株価純資産倍率)は足もと0.66倍と低水準。株価は11月に安値529円をつけた後に戻りを試す動きとなっている。教員の世界から、義父がトップを務めていたワッツに転じ、リーダーシップを発揮する平岡史生社長の経営手腕とともに、低PBRの是正に向けた新たなアクションなども注視されそうだ。(碧)
出所:MINKABU PRESS