三菱UFJなどメガバンクは軟調、FOMC後の米長期金利急低下が逆風材料に
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクは売りに押される展開となっている。日本時間きょう未明にFOMCの結果が発表されたが、FRBは3会合連続で政策金利の据え置きを決め、利上げ局面の終了が意識されたほか、会合後の記者会見でパウエルFRB議長は来年の利下げについて同日の会合で議題に挙がったことに言及した。ハト派的な印象をマーケットに与え、米国株市場はこれを好感して大きく水準を切り上げる一方、米長期金利は4.0%前後まで急低下した。米国事業を展開するメガバンクにとって、足もとの金利低下は運用環境の改善期待を後退させており、株価にはネガティブに働いている。
出所:MINKABU PRESS
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