キユーピーは続落、22品目値上げ発表で採算改善効果期待も配当権利落ち後で売りに押される
キユーピー<2809>は売りに押される展開。同社は前週末1日取引終了後、うずら卵やコーンなど家庭用商品22品目の販売価格を24年3月1日から引き上げることを発表した。値上げ幅は3~24%となる見通しで、これに伴う収益採算の改善を期待した買いが入りやすいほか、外国為替市場で足もと円高方向に振れていることで原料高コスト上昇に対する警戒感も薄れている。ただ、時価予想PERは29倍前後と割高感があり、積極的に上値を買い進む動きは見られない。信用倍率が直近データで0.1倍台と大幅な売り長にあるが、同社は11月決算企業であり、目先の配当権利落ち後は動きが悪くなっている。なお、これに加え業務用の126品目の商品価格を同じく24年3月1日から値上げすることも併せて発表している。
出所:MINKABU PRESS
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