Orchestra Holdings---3Qは2ケタ増収、DX事業・デジタルマーケティング事業が2ケタ増収
Orchestra Holdings<6533>は14日、2023年12月期第3四半期(23年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比18.1%増の88.53億円、営業利益が同50.0%減の5.29億円、経常利益が同50.6%減の5.39億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同53.7%減の2.77億円となった。
デジタルトランスフォーメーション事業の売上高は前年同期比10.7%増の40.19億円、セグメント利益(営業利益)は同20.8%減の2.14億円となった。IT利活用の多様化・高度化に伴い拡大するIT需要を取り込み、ソフトウェアテスト、各種Webシステム開発、スマホアプリ開発、クラウドインテグレーション等の案件を受注した。
デジタルマーケティング事業の売上高は同28.3%増の41.19億円、セグメント利益(営業利益)は同10.8%減の14.16億円となった。積極的な人材投資を進めつつも、インターネット広告市場が堅調に伸長する環境のもと、主力サービスである運用型広告を中心に、既存取引先からの受注増額や新規取引先獲得のための施策を進めるとともに、M&Aした企業の成長を取り込んだ。
その他の事業の売上高は同5.6%増の8.21億円、セグメント損失(営業損失)は0.55億円(前年同期は0.54億円の損失)となった。「チャットで話せる占いアプリ-ウラーラ」を主力としたプラットフォーム事業や、タレントマネジメントシステム「スキルナビ」の開発・販売、新規事業等に取り組んでいる。
2023年12月期通期については、売上高が前期比10.8%増の115.00億円、営業利益が同14.9%減の11.50億円、経常利益が同17.9%減の11.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.4%減の7.05億円とする8月14日に発表の計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ