DICが後場急落、第3四半期最終損益が赤字に転落
DIC<4631>が後場に入り急落している。正午ごろに発表した第3四半期累計(1~9月)連結決算が、売上高7816億1800万円(前年同期比1.7%減)、営業利益131億6500万円(同59.9%減)、最終損益27億5900万円の赤字(前年同期178億600万円の黒字)となり、最終赤字に転落したことが嫌気されている。
主要市場である欧州での長引く景気停滞と米国での物価上昇による消費財の需要減の影響により、塗料用顔料やプラスチック用顔料の出荷低迷が続いたことに加えて、デジタルやモビリティに関連した高付加価値製品に関してはサプライチェーン上の余剰在庫の解消が進み、出荷数量の回復傾向が見られたもののまだ需要回復の途上にあり、全般的には低調に推移したことなどが響いた。
23年12月期通期業績予想は、売上高1兆500億円(前期比0.4%減)、営業利益150億円(同62.2%減)、最終損益90億円の赤字(同176億1000万円の黒字)の従来見通しを据え置いている。
出所:MINKABU PRESS
主要市場である欧州での長引く景気停滞と米国での物価上昇による消費財の需要減の影響により、塗料用顔料やプラスチック用顔料の出荷低迷が続いたことに加えて、デジタルやモビリティに関連した高付加価値製品に関してはサプライチェーン上の余剰在庫の解消が進み、出荷数量の回復傾向が見られたもののまだ需要回復の途上にあり、全般的には低調に推移したことなどが響いた。
23年12月期通期業績予想は、売上高1兆500億円(前期比0.4%減)、営業利益150億円(同62.2%減)、最終損益90億円の赤字(同176億1000万円の黒字)の従来見通しを据え置いている。
出所:MINKABU PRESS