TDCソフト---2Qは2ケタ増収・増益、各事業分野の売上高は堅調に推移
TDCソフト<4687>は7日、2024年3月期第2四半期(23年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比12.3%増の188.56億円、営業利益が同0.4%増の18.58億円、経常利益が同0.4%増の19.30億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同0.7%増の13.10億円となった。
当第2四半期累計期間においては、各事業分野は堅調に推移し売上高は計画を上回り増収を達成した。利益面では、将来の事業拡大に向けた投資を積極的に推進したことによるコストが拡大しているが、増収効果により営業利益が計画を上回り、若干の増益となっている。投資に関する具体的な取り組みは、新卒採用者数の拡大および早期戦力化や、次世代型SI事業拡大に向けた新技術獲得、そしてワークプレイス戦略「Smart Work構想」の一環として、高い生産性を発揮し続けることを目指した本社移転などを計画に沿って推進している。
ITコンサルティング&サービスについて、当期はエンタープライズ向けのSaaSソリューション案件が堅調に推移し、売上高は前年同期比27.1%増の32.18億円となった。
金融ITソリューションについて、当期は特に銀行系のシステム開発案件等が好調に推移し、売上高は同9.9%増の85.33億円となった。
公共法人ITソリューションについて、当期は官公庁や運輸業向けの開発案件等が堅調に推移しており、売上高は同7.9%増の49.53億円となった。
プラットフォームソリューションについて、当期は銀行業向けのインフラ構築案件が堅調に推移し、売上高は同13.0%増の21.51億円となった。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.8%増の373.00億円、営業利益が同2.6%増の35.50億円、経常利益が同1.0%増の37.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.8%増の25.10億円とする期初計画を据え置いている。
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提供:フィスコ