レーザーテクは強弱観対立も上値指向、信用枠を使った個人の参戦活発
レーザーテック<6920>は売り買い交錯のなかも上値指向、2万7000円台後半に歩を進めている。半導体市況の回復が想定より遅れてはいるものの、スマートフォンの販売不振の影響一巡から市況底入れ期待が高まっており、米国では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の戻り足が顕著だ。東京市場でも半導体主力株への波状的な資金流入が観測されるが、そのなか圧倒的な売買代金をこなす同社株は他の半導体関連とは値動きがやや異なっている。信用枠を使った個人投資家の短期資金による売り買いが活発で、需給相場の様相もみせる。直近11月2日現在の信用取組は買い残が減少する一方、売り残が増加し、信用倍率は0.85倍と売り長となっている。
出所:MINKABU PRESS
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