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NY株式:NYダウは221ドル高、FOMCの政策金利据え置きを好感


米国株式市場は続伸。ダウ平均は221.71ドル高の33,274.58ドル、ナスダックは210.23ポイント高の13,061.47で取引を終了した。

ADP雇用統計が予想を下回り、長期金利の低下に連れ寄り付き後、上昇。その後、ISM製造業景況指数が予想外に悪化したことを背景に金利がさらに低下すると、相場は続伸した。ハイテクも買われ終日堅調に推移。連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り政策金利据え置きを2会合連続で決定、議長も警戒されたほどタカ派姿勢を表明せず終盤にかけて相場は上げ幅を拡大し、終了した。セクター別では、半導体・同製造装置、自動車・自動車部品が上昇した一方で、商業・専門サービスが下落。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は四半期決算で人工知能(AI)用の新チップ受注が好調で来年の売り上げ見通しが予想を上回り買われた。一方で化粧品メーカーのエスティローダー(EL)は四半期決算でアジアの売り上げ低迷を理由に通期の売り上げや調整後の1株利益見通しを引き下げ、大きく売られた。ヘルスケアのCVSヘルス(CVS)は第3四半期決算で純収入が予想を上回ったが24年度の業績を下方修正し下落。オンライン決済のペイパル(PYPL)も四半期決算の調整後1株利益が予想を上回ったが、利益率の伸び予想を引き下げ、軟調推移。

半導体のクアルコム(QCOM)は取り引き終了後、四半期決算を発表。1株利益が予想を上回り時間外取引で買われている。


(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

 提供:フィスコ

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