KeyH Research Memo(9):2023年12月期の年間配当は10円で配当性向9.4%予想
■株主還元策
1. 配当予想
KeyHolder<4712>は、長期的かつ総合的な株主価値の向上と適正な利益還元を経営の重要課題として認識している。配当については、将来の経営環境や中長期的な事業計画に基づいた投資金に充当するための必要な内部資金とのバランスを総合的に勘案したうえで、利益還元を充実していく。
過去の配当実績を振り返ると、2020年12月期の配当金は10円となり、配当性向は12.7%だったが、2021年12月期には前期と同額の10円で配当性向は37.7%まで上昇した。2022年12月期も前期と同額の10円となったが、配当性向は10.0%に低下した。
2023年12月期の配当予想は、前期と同額の10円で配当性向を9.4%としている。
2. 株主優待
同社では、実績や業況などを勘案のうえ年度毎で株主優待を見直す傾向にあるが、2023年12月期は株主優待制度の再開を発表した。株主優待基準日は6月30日である。株主優待の内容は、業務提携先である(株)オリーブスパが運営しているリラクゼーションサロン「OLIVE SPA」及び「PANTHEON」で利用できる施術の利用チケット100分/22,000円相当分の進呈である。
株主優待の対象者及び進呈枚数については、6月末日時点における同社株主名簿に記載または記録されている500株以上(5単元)を保有する株主が対象となる。500株~999株は進呈枚数が1枚、1,000株~4,999株は進呈枚数を3枚、5,000株~9,999株は5枚の進呈とし、10,000株以上の保有株主は進呈枚数を10枚としている。なお、有効期限は2023年9月初旬より1年間となる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清野克純)
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提供:フィスコ