アンジェス---国内の慢性椎間板性腰痛症患者にNF-κB デコイオリゴ DNAの第2相臨床試験の投与を開始
アンジェス<4563>は18日、NF-κB デコイオリゴ DNAの日本国内における慢性椎間板性腰痛症を対象とした第2相臨床試験における投与を開始したことを発表。
NF-κB デコイオリゴ DNAは過剰な炎症反応や免疫反応を惹起する原因物質を抑制するため、椎間板変性症などの病気の進行を抑える効果が期待されている。米国で同腰痛症の患者を対象とした後期第1相臨床試験の結果では、高い安全性が確認された。有効性も、投与早期より腰痛は大幅に軽減し、抑制は投与12ヵ月後まで継続した。
この結果をふまえ、日本国内において第2相臨床試験を行う。同腰痛症患者で、痛みの改善を評価し、目標症例数は92例である。同社は、第2相臨床試験への協力について、塩野義製薬<4507>と契約を締結している。
《AS》
提供:フィスコ