ソフトバンクGが冴えない、米長期金利の再上昇が向かい風に
ソフトバンクグループ<9984>が冴えない。日本経済新聞電子版が17日夜、「旧東芝メモリのキオクシアホールディングスと米ウエスタンデジタル(WD)の半導体部門との統合交渉について、キオクシアに間接出資する韓国のSKハイニックスが難色を示している」と報じた。そのうえで「SKは統合交渉が不調に終わった場合に備え、ソフトバンクグループ(SBG)に対し連携を打診した」と伝えている。ただ、現時点でソフトバンクGはWDとキオクシアとの統合交渉には関与していない、などとしており、情勢は流動的との受け止めから報道への反応は限定的となったようだ。一方で、米国市場で長期金利に再び上昇圧力が掛かり、4.8%台に乗せた。日本の長期金利も18日に一時0.815%に上昇するなど、企業の借り入れコストへの影響が懸念されるなか、この日はソフトバンクG株をはじめとするグロース株から銀行株などバリュー株への資金シフトが鮮明となっており、同社株に下押し圧力が掛かったとみられている。
出所:MINKABU PRESS
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